オースティン
2007.11.12
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10月21日の宵、Maker Faireが終わってからオースティンのダウンタウンを見物しました。タウンレイク(コロラド川)沿いの公園を歩いていたら、バットウォッチ・クルーズの遊覧船が出航を待っているところだったので乗ってみました。
タウンレイクにかかる橋のひとつがコウモリの巣窟になっていて、朝夕の群舞がオースティン名物になっているので、それを見物しようというもの。出航は19時ちょうど。
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まずはタウンレイクを一巡します。鉄橋を貨物列車が渡るところでした。
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宵のダウンタウン。うまく撮れていませんが、都市がいちばん美しく見える時間帯で、映画の中にいるようでした。
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街のシンボルになっている時計台のあるビル。
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これがコウモリのいる橋。遊覧船はもう一隻いて、弱い赤色のサーチライトで橋桁を照らしていました。
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ストロボ撮影。コウモリのシルエットが橋桁に落ちているのがわかるでしょうか。
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隣の女性がコウモリの標本を見せてくれました。橋に棲み着いているのと同じ種だそうです。
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翌日は急に冷え込んで、雨になりました。モーテルの近くのメキシカン・レストランで朝食。分厚いハム・ステーキとバターの浮いたオートミールみたいなもの。美味しかったけど、量が多すぎです。
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雨が上がったので公園でアマチュア無線を試してみました。風が強すぎるので凧アンテナは揚げず、エレメントを木にひっかけました。一度だけ応答がありましたが、交信途中で「lost」と打たれました。
相手のコールサインはN0FL、調べてみるとミズーリ州の局のようですが、交信上のレポートじゃないので断定できません。
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午後、昨日知り合ったばかりのデビッド・サンボーン氏宅を訪ねました。Maker Faireで屋台のベジタブル・カレーを買う列で話しかけられたのがきっかけ。 「村上春樹、大江健三郎を愛読してる。SFもよく読んだよ。アーサー・C・クラークは僕のヒーローだ」
「おお、クラークは私のヒーローでもあります。それとラリー・ニーヴン」
「ニーヴン? おお、リングワールド・シリーズが大好きなんだよ!」
なんて意気投合してしまったもので。その晩モーテルから電話して、片言英語で大汗かいてアポを取りました。
14時、ハイウェイぞいのスターバックスの駐車場で待ち合わせて、彼の車(ホンダ・インサイト)についていきます。
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家に到着。この家に限らず、アメリカの住宅地は樹木が豊富で、公園かと思うほど。庭木のひとつはクルミで、落ちている実を割って食べました。
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サンボーン氏 「この文字の意味は何?」
日本語は話せませんが、日本で一年あまり英会話教師として働いたことがあるそうで、わかりやすい英語で話してくれます。現在の仕事はテクニカル・ライター。
しかしこのTシャツ、意味を知らずに所有しているということは……。そういうジョークだったのかも。
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彼の部屋。「この部屋は見せたくないな。いつも妻に片付けろ、捨てろ、なんとかしろと言われてるんだ」
電子工作が得意で、携帯プレイヤーやオーディオ機器を改造したりしていました。
テキサスといえばブッシュ大統領のお膝元なのに、彼はそのアンチでした。
「ブッシュはアメリカ史上最低の大統領だ。9.11のとき、アメリカのマスコミはくちをつぐんでしまい、彼を批判できなかった。アメリカ人は間抜けだ。だが完全に間抜けというわけじゃない――」
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リビングに鎮座するAV機器。メインマシンは初代Xboxで、フリーのファームウェアを入れているので全Codecに対応できるそうな。
「Xboxはつまらないマシンだが、このファームウェアのおかげで安くて素晴らしいものになった」「iPodもつまらないマシンだ。分解して中をいじれないし、手応えのないユーザーインターフェースもよくない。だけどそれもファームウェアを入れ替えて、車で便利に使ってるよ」
Maker Faireに来るだけあって、聡明で目端の利く人物です。
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オースティンは“バーベキューの中心地”だそうで、おすすめのバーベキュー・レストラン、Artz Rib Houseに連れて行ってもらいました。勤め先から戻った奥様、アニーナさんもいっしょ。
これはハーフサイズのbaby back pork ribs。肉が柔らかくてジューシーでほんとに美味しかった。
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アニーナさんは日本のアニメ『犬夜叉』が好き。好きなキャラクターは弥勒ときららだそうな。
「弥勒はマチュアなクールガイですね」「そうそう、そうなのよう」と、オタク話はさくさく進むから不思議です。
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デザートのPecan pie。クルミの下はスイートポテトになっていて、これも美味しかった。
サンボーン氏曰く「アメリカの菓子は甘すぎる。これはそうじゃない。僕のお気に入りなんだ」
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ブルーグラスのバンドがにぎやかに演奏していました。楽しい午後、うまい食事をありがとう>サンボーン夫妻。
別れ際、「西部は何もないところが多いから、ガス欠にならないように」「くれぐれも気をつけて。アメリカには悪い奴もいる」と注意をもらいました。
この忠告を守ったおかげか、さしたるトラブルもなく旅を続けられました。
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