オリンポス見学会
2007.7.2


 2007年5月12日、宇宙作家クラブの例会として青梅市の有限会社 オリンポスを見学させていただきました。
 松浦晋也さんによるとオリンポスは「現在、おそらくは日本唯一の独立系航空機メーカー」です。八谷和彦氏のOpen Skyプロジェクトで“メーヴェのようなもの”を製作したことで知られています。
 工場は青梅市の閑静な住宅地の中にありました。


 メーヴェの構造を説明するオリンポス代表・四戸 哲氏。
 胴体はFRP、翼は木製です。
 翼のDボックス部分を包む航空ベニヤは厚さ1mm。スカーフジョイントで継いで使っています。(画面右下の濃い斜めの線がスカーフ部分)


 四戸氏の話に聞き入る宇宙作家クラブの面々。
 逆キャンバーのついた翼型は無尾翼機特有のものです。


 同上。


 パイロットが搭乗する部分。体重移動と舵面操舵を複合したもの。
 ピッチ操作は体重移動で行いますが、そうなると気がかりなのはノーズダイブからの引き起こしが可能かということです。質問してみると「体重による引き起こし操作の限界はマイナス40度くらい。それより急なダイブでも自律安定性によって回復する。そのときパイロットにできることは体を後退させ、身を起こしてエアブレーキになること」とのことでした。


 FRPで成型したパーツを置いてある一角。


 工具類。


 翼の一部。


 自作グライダーキット『Gannet:ガネット』の模型。パーソナル航空機というコンセプトは非常に興味深いです。四戸氏のテキスト『マイ・グライダーの条件』参照のこと。
 私も自分なりにパーソナル航空機を模索して、結局選択したのがパラモーターでした。予算的にそれ以外の選択肢がなかったのですけど。


 四戸氏の日大時代の写真。ハンググライダーの黎明期のものです。


 ジェットエンジンを手にした八谷氏。現在は滑空テスト中ですが、いずれこれを積んで動力飛行する計画です。


 サレジオ工専 鳥コンチーム支援にあたって製作したグライダーの模型。
 ちなみに四戸氏によると「信頼できる模型のサイズは実機の75%から」。それじゃ実機と大差ないかというと、いろんな要素が指数的に小さくなるのでずいぶん楽になるそうです。


 上記模型の裏側にメモされていたデータ。


 木製リブのジグ。


 メーヴェの胴体。キャノピーはガネットのものか。


 メーヴェの胴体、上面部分の型。


 スパッツ(車輪カバー)の雌型は鍋だった、という話。


 FRP成型に使う低粘度エポキシ樹脂。レジンに較べて臭気が弱いそうです。


 メーヴェのスキッド。前端近くに重心調整用のバラストが取り付けてあります。



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