初音ミクで作るMAD動画
2007.10.6


 VOCALOID2 初音ミクにハマっています。まずはリンク先のデモソングを聴いてみてください。これは「歌唱」をオープンソース化するツールであり、言論の道具でもあります。
 そしてこれはSFです。個人的にそう認定しました。だからSF作家がハマっても何もおかしくないのです。ラムちゃんみたいなキャラクターデザインも萌えます。一枚の箱絵から、なんと多くの作品が生まれたことでしょうか。
 というわけで品薄の隙をぬってAmazonで購入しました。替え歌、MADテープはSFファンの伝統芸ですから、まずこれをやってみるとします。以下はチュートリアルの体裁をなしていますが、まあ体験記みたいなものです。内容は初歩の初歩ですのであまり参考になりません。
 なお、私は権利関係に無頓着で、「守られないルールは作るな/回収できない権利は主張するな/そんなもん不要な世界を作れ」をモットーとしていますので、その方面のつっこみは勘弁ねがいます。また、権利者からのクレームが入りましたら随時報告いたします。


 まず、ゴジラのMIDIファイルを海外のサイトから取得。
 これをフリーウェアのMIDIシーケンサDominoでボーカルと伴奏に分けます。ボーカルはCh.1にしました。同時に二つの音符があるところは一方を消します。他のトラックを消してMIDIファイルを保存すればボーカル用MIDIファイルの完成です。伴奏用はこの逆をやります。


 ボーカル用MIDIファイルを初音ミクのVOCALOIDエディタに流し込みます。
 デフォルトでは歌詞はすべて「あ」になっています。起点の音符をクリックしてから[ジョブ][歌詞の流し込み]を使うと早いです。歌詞は「くるぞ くるぞ ぞ ぞ ぞ ぞ ぞ」「ごじら ごじら ごじらがきた ごじら」「じゃ じゃ じゃ じゃ じゃ」の繰り返し。
 このままだと音符が短いのでスタッカートになります。次の音符にくっつくように修正します。
 まだまだ機械的な発声ですが、ネタなのでこれでよしとします>VSQファイル
 スタートポイントを第4小節にしてWAVファイルを出力します。
 伴奏のほうはMIDIファイルをTiMidity++に読ませてWAVにします。


 ボーカル、伴奏のWAVをAudacityで統合します。[プロジェクトファイル][オーディオの取り込み]でファイルを読むと左のような画面になります。お好みのエフェクト、音量など調節してWAVファイルを出力させれば歌は完成です。


 続いてお絵かきです。ドローイングソフトは定番のSaiを使いました。これの鉛筆ツールはなかなか使いやすいです。WACOMのCTE-640タブレットで直描きしています。レイヤは線画と彩色の二枚のみの簡単なものです。



 需要ないと思いますが、今回描いた落書きです。


 同上。ニコニコ動画のコメントで、これが何の絵なのかわからない人がいました。「近景ナメ」のお手本みたいな名場面です。オリジナルはこちら


 同上。ぶっ壊したいものは他にもいろいろあります。この先、初音ミクはそうしたアピールにも多用されていくことでしょう。


 絵と歌をWindows付属のmovie makerで動画にします。素材をぺたぺた貼っていくだけで動画になるのが楽しいです。[ビデオ特殊効果]で[フィルム時代(古い)]を使って雰囲気を出しました。画面が常に揺れているので、絵が少なくてもごまかせる感じ。
 これでWMVファイルを出力して完成です。サイズは640×480、ビットレート2079kbps。動画サイトごとに最適化するといいみたいですが、今回はずぼらにやりました。

 動画はこちら>Youtube(絵が1枚だけのもの)ニコニコ動画版


 第二弾『ミクとの遭遇』というのもこさえてみました。人間にできないことをやらせてみたかったからです>Youtube版ニコニコ動画版
 関連ファイルをUPしておきますので、利用したい方は勝手にどうぞ。 VSQファイル対話部分のMIDIファイルタイトル部分のMIDIファイル
 元のMIDIファイルはMusic by John Williamsからダウンロードしました。初音ミクの絵はさなりうむよりいただきました。
 VSQファイルを読めば後半の歌詞がわかりますが、別に面白い仕掛けはありません。どうせ聞き取れないと思ってロケットガール1巻の冒頭を繰り返しペーストしただけです。



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