蒸気機関車を運転する
2006.7.25
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宇宙作家クラブのスペシャル例会で、成田ゆめ牧場で活動する羅須地人鉄道協会まきば線にお邪魔しました。 SACからの参加者は野田篤司、笹本祐一、山北篤と御子息、野尻抱介、小林伸光、今村勇輔、鈴木順、大喜戸千文、森奈津子、田巻久雄、あさりよしとお、水城徹、松浦晋也(順不同、敬称略)。
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まず、協会メンバーからレクチャーを受けます。説明はとてもわかりやすくて、質問すると的確な説明が返ってきます。しくみを理解して乗ってもらおうという姿勢が感じられました。
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火室の扉を開けたところ。この蒸気機関車は「6号」と呼ばれているもので、台湾で見つけて、はるばる運んできたそうです。なんたる行動力。
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その内部。煙管が見えます。
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エンジンと動輪。ギヤを使わずにレシプロ動作を回転に変え、しかも正転/逆転の切り替えもできてしまう。
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ボイラーの前部。
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ここにも煙管の端面が見えています。
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着火の準備。新聞紙の折り方を教わります。イギリス式だそうです。
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みんなで折ります。
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火をつけて火室に投げ込みます。
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新聞紙の次は薪を入れます。この段階で石炭を入れると加熱が急すぎてボイラーにストレスがかかるため、薪でゆっくり温めるとか。
「ロケットの予冷と同じだな」と、宇宙機エンジニアの野田さん。
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薪を入れる鈴木順さん。火勢を維持する責任者になって頑張っています。蓋を閉じていても赤外線輻射をばんばん浴びて汗だくになります。
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着火から始動まで2時間かかります。その間、みんなで蒸気機関車を磨きます。ウエスにピカール(研磨剤)を塗ってこすります。
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これが結構ハマります。手前は森奈津子さん。
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ちなみにこれは、5月に小川一水氏が来て磨きまくったという煙突。
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かわいらしい木造のラッセル車。
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シリンダーに送る蒸気を切り替える弁について説明してもらっているところ。平板状の蓋がスライドするだけのシンプルな構造なので、必要なら自作できるそうです。
もし現在の技術文明が崩壊したら、まず製鉄、次に蒸気機関を作ってブートストラップしていけばいいわけか、と思いました。
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スチームアップを待つ間、ゆめ牧場内で昼食をとりました。戻ってくるとだいぶ煙が濃くなっていました。いよいよ石炭を入れます。
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エンジンから勢いよくスチームが噴き出しました。しびれます。
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客車(フラットカー)を連結させるため、ちょっと移動させます。すかさず立候補して運転させてもらった私。
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手分けしてフラットカーにベンチを固定します。
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まきば線一周運転の開始です。運転しているのは野田篤司さん。
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客車の人々。左端の小林伸光さん曰く、「人類はすべからく二つの人種に分けられる。本物の蒸気機関車を運転した事がある人達と、本物の蒸気機関車を運転した事がない連中だ」
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連結部。
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運転する私。人生のピークを味わっています。左は羅須地人の相場さん。すっかりお世話になりました。
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外から見るとこんな感じ。加速もブレーキも、レスポンスに数秒かかる感じです。車輌の癖と線路のカーブや勾配を熟知して先読み運転するのがこつかな、と思いました。
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全員が運転を堪能しました。そのあと火を落とし、煙管を掃除します。
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煤を掻き出すあさりさん。
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ヘッドライトは発電機を内蔵していて、スチームで点灯するところを見せてもらいました。
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火室の燃え殻も落とします。水タンクのお湯を抜き、全員で押して機関庫に入れてお開きとなりました。
いやあ、楽しい一日でした。羅須地人鉄道協会の皆様、ありがとうございました。人類文明終焉の日まで、この素晴らしい乗物を維持していかれることを願ってやみません。
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