ザクロのジュースとミツバアケビ
2005.10.7


 隣の空き地に生えているザクロ。果実は毎年誰にも採られずに朽ちていくので、今年は私がいただくことにしました。


 「ザクロのように割けた後頭部から、脳漿が崩れた豆腐のように」みたいな紋切り型のフレーズがありますが、元を知らない人は結構多いのでは。
(どうでもいいことですが、グロ描写で食品を持ち出すのは作家の怠慢ではないでしょうか)


 柑橘類と同じように、内部はいくつかの房に分かれているようです。大部分は種子ですが、まわりをゼリー状の物質が取り囲んでいます。


 二つに割ってレモン絞りで潰してみます。果実7個から200ccの濃厚なジュースが採れました。酸味と甘味がうまく拮抗して、目の覚めるような味です。夏みかんをそのまま絞ったジュースよりちょっと甘いくらい。


 こちらは10月上旬、標高200mくらいの林道でみつけたアケビの実。近くに生えていた竹を伐って作った竿で叩き落としました。葉の形からするとミツバアケビです。


 すでに裂開している実は、先客に喰われているものが多かった。まだ開いていない実をナイフで割くと、熟した中身が現れました。


 最近まで知らなかったのですが、食べるのは種子を収めた卵巣状の部分です。砂糖水をしみこませたマシュマロみたいな食感で、人工的な菓子に引けを取らない糖度です。そのあと種子をペッペと吐き出す仕事があるのは甘味の代償というところでしょうか。


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