ファーブル・ミニの改造

2000.6.16

 ニコンのネイチャースコープ「ファーブル」はフィールドでの使用に適した小型軽量の双眼実体顕微鏡です。
 上のページをご覧いただくとわかるとおり、「ファーブル」「ファーブル・ミニ」の二機種があります。私はミニのほうを買いました。
 気配りの行き届いたデザイン、鮮明な光学系、20倍固定という絶妙の仕様は素晴らしいと言うほかありません。子供の頃、粗悪な「学習用顕微鏡」に辟易した人も、ぜひこのファーブルで実体顕微鏡の素晴らしさを再認してほしいと思います。
 しかし、ファーブルには欠点もありました。小型軽量化の犠牲として、厚みのある物体を観察しにくいのです。フトコロが狭いので、拳くらいの岩石を眺めようとすると、ピントが合いません。マウントを90度回転してカメラ三脚に固定すれば、いくらでも大きなものが見られますが、合焦機構も90度回転してしまいます。
 そこで以下のように改造しました。



 合焦機構を微動と粗動の二段にしました。粗動の固定ねじはカメラの止めねじと同じ規格なので、このままでも、ステージ部分を外してでもカメラ三脚に固定することができます。
 ファーブルにはステージが狭いという欠点もあります。これを解決するためにスライド式のステージを組み込みました。材質はアクリルです。



 いっぱいに伸ばすとこの高さ。多少ぐらぐらしますが、20倍で使う限り問題ありません。畳めば改造前と大差なく、オリジナルのキャリングケースに入ります。



 粗動機構の要になるパーツは厚さ5ミリの真鍮板を加工しました。止めねじは写真店に売られている「変換ねじ」を加工しました。




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