楽しいスペクトロメーター

1999.5.18


 天文教材のオンライン通販カタログで発見した、23ドルのスペクトロメーター
 安いので注文してみると二週間ほどで届きました。その包みはあまりに軽くて、空箱かと思いました。
 出てきたのはこんなもの。バキューム・フォームしたぺらぺらのケースをハトメで張合わせてある。手前が接眼部。



 望遠鏡のように構えて太陽光に向けるとこんな感じ。写真ではわかりませんが、フラウン・ホーファー線も見えています。
 スペクトロメーターは光を分光してその成分を調べる装置。光源の物質を鑑別するのに役立ちます。
 秋月電子で購入した波長670nmのレーザーでキャリブレーションすると、数nmの精度で波長が読み取れました。蛍光燈、白熱灯、LED、殺菌灯、水銀灯、ネオジムランプ、CRT、赤熱した針金など、光るものにかたっぱしから向けてみました。隠された光の素顔がわかって楽しいです。これは理科少年の万華鏡といえましょう。



 マッドエンジニアsimsim氏宅に持ち込んでしばらくいじりまわしたあと、解体することに。
 私たちはなんでも解体するのです。ハトメをドリルで削っています。

 やや、内部はとってもシンプル。まるで学研のふろくのようだ。
 黒い弧状のものは目盛り盤で、右端に光を導入するスリットがあります。
 手前の円盤は透過型の回折格子を貼ったレンズ。スリットから入った光は回折されて眼に入ります。同じ視野に目盛り盤があるので、波長が読み取れるしくみです。



 simsim氏の635nmのレーザーを接眼部から通してみると、こんな感じ。直進したビームはスリットへ、回折したビームは目盛り盤に向かいます。



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