シュールストレミング・恐怖の試食会

1999.4.6


春らんまんの大阪万博会場に……


 4月4日、花見客でごった返す万博記念公園に、あやしい人々が集まりました。
「世界一臭い食品」といわれるスウェーデンの鰊の缶詰、シュールストレミングを試食してみようというのです。  この缶詰は友人の内藤氏が取り寄せてくれました。どうもありがとう。

 普通の缶詰とちがって、シュールストレミングは缶の中で醗酵が進みます。ごらんの通り、内圧でパンパンに膨らんでいます。航空輸送は禁止されています。缶に刻印された賞味期限は1998年12月。そして今は翌4月。ずいぶんオーバーしています。
 集まったメンバーは(以下敬称略)菊池誠&鈴々夫妻とそのご子息、喜多哲士&真理夫妻、小林泰三、堺三保、田中哲弥都築由浩冬樹蛉、そして私。

 わざわざ桜のない、ひと気の少ないところを選んで、敷物をひろげます。
 左から都築由浩、喜多哲士、小林泰三、堺三保、田中哲弥、冬樹蛉。
 冬樹氏は怪盗かなにかをしているので、素顔は秘密だそうです。

 さらに合羽を着用します。左から喜多真理、喜多哲士、堺三保、小林泰三。
 堺氏は合羽を用意していません。最初から見物に徹するつもりだったのです。

 田中氏と冬樹氏。通行人の視線が痛いです。


いよいよ開缶


 缶を開けた勇者は都築氏です。参加者たちが遠巻きにしています。近寄っては顔を歪めて逃げまどう――まさに飛んで火に入る夏の虫状態です。
 ちなみに最初に缶に缶切りを突き立てたのは私です。この名誉は特筆しておきます。でも噴出した臭気のあまりの凄さにひるんでしまったのです。

 これが中身です。ごぼっ、ごぼっとガスが涌いています。ここまで接近するのには大変な勇気が要りました。撮影した私のことは平成のキャパと呼んでください。


食べた人


 小林氏と田中氏が苦行に挑んでいます。

 左は喜多氏、右は冬樹氏。臭いもさることながら、強烈に塩辛いです。喜多夫人の用意したつけあわせのポテトと玉ねぎとトマトのおかげで命拾いした感じ。赤ワインもよく合います。合うというか、必需品というのが一致した意見でした。


逃げた人


 堺氏と喜多夫人は逃げました。
 喜多夫人はちゃんと一口食べた上で逃げたんですが、堺氏は終始逃げ続けました。
「腰抜けとでもなんとでも言ってください」と堺氏。
 では言ってやろう。「腰抜け〜」


 菊池一家も逃げました。うっかり缶に近づいたご子息が、火のついたように泣き出すという場面もありました。トラウマが心配です。

 逃げた人の主観。


口直し


 シュールストレミングを赤ワインで飲み下したあと、口直しに大久保町の田中氏が持参した「いかなごの釘煮」をいただきます。
 明石や神戸では毎年春になると、主婦たちの間で壮絶な「いかなご釘煮合戦」が繰り広げられるそうです。そうした中で進化してきただけあって、これはとっても美味。ごはんがほしかった。

 最後に、関連リンクを。
 缶詰を入手してくださった内藤氏のページ。  喜多哲士氏の日記。  冬樹蛉氏の日記。  田中哲弥氏の日記(4月4日)。  都築由浩氏のレポート
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