野尻ボード

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粒子 グレン飛行士はなにをしたのか 2003年02月22日(土)10時37分50秒

「ライトスタッフ」は映画館で一回みて、レンタルビデオで二回みて
テレビで二回(テレビ東京とNHK教育テレビ)観ました。
それで、グレン飛行士たちは、ハードな訓練をこなすわけですが、ロ
ケット打ち上げ後、グレン飛行士はなにをしたのか?窓から宇宙空間
を眺めただけ?事故に気づいてから大気圏突入までの間どうしていた
のか?結局、地上局が気をもんだだけ?無事に帰還できたからほっと
しましたが。コロンビア号も大気圏突入後はなにもできないのでしょ
うか?

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アルビレオ 下地島ガイドその2 2003年02月22日(土)04時52分46秒

>>下地島空港ガイド
> ストラトス・フォーの舞台。まるで合成写真のような、浮世離れした眺めです。
すごいですねぇ。リバーサルフィルムだとPCに取り込んでもこんなにきれいだとは。
アニメの方も、もう少し空の色にこだわって欲しいというか…南国の空、成層圏から宇宙へなど、「色」だけで惹きつけられそうな要素は揃っているだけにもったいない。

では私も。
こちらの2/5〜2/7にアニメ中のシーンと実在の舞台を対比している写真があります。2/9には下地島空港の平面図もあります。
サシバの像まで本当にあるんですね。

>コロナ物質放出、ニート彗星直撃、か?
こんな動画が手軽に見られるとは。いい世の中になりました。

>妄想科学アニメ
ライトスタッフの次は特撮風ですか。
これはもう「宇宙開発洗脳アニメ枠」と考えていいんですかね?
『ロケットガール』もそのうちこの枠にぶち込むとか。

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西澤 隆 私と月まで… 2003年02月21日(金)20時56分39秒

燃焼実験成功でストラトス4というか1もたけなわな今日このごろですが、なにやら酸素欠乏恐怖症、高所恐怖症、閉所恐怖症、暗所恐怖症の4人の女の子を、マッドサイエンティストな小僧が月に送り込もうとするアニメというのが4月から始まるそうです。
オンエア局のラインナップがまんまストラトス4なので、後番になるのかな。
#“妄想科学”というのにちょっとそそられますが、果たして?

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野尻抱介 2003年02月21日(金)15時43分15秒

 ふー。確定申告を済ませてきました。源泉徴収の8割くらいを取り返せて、ちょっとハッピー。
 自分へのごほうびにストラトス・フォーの主題歌CDを買いました。

>SF大会・釣りオプション
 白馬のときみたいに前日の午後〜イヴニングでどうでしょう?>浅暮さん。
 今回はバスか鉄道で移動する予定です。私のボロ車ですべて陸路を走るのは遠すぎるし、フェリーで仙台まで行って戻るのもちょっときつい。
 平谷さんが車で来られるなら便乗にあずかりたいですが、さもなくば現地でレンタカーを借りるとしましょう。
 あとは釣場の選定ですね。7月中旬、会場ホテルニュー塩原から車で1〜2時間の範囲で、手頃な川。
 やぎ師匠、ご覧になってますでしょうか? 時期が近づきましたら、またアドバイスを請うかと思いますので、またよろしくお願いします。

>《ふじ》の搭乗員
 公式のコメントじゃありませんが、関係者でガヤガヤ話していた段階では「《ふじ》にパイロットはいらない。リーダー兼管理人が一人いればいい」「操縦桿もいらない。ノートパソコンやPDAなど、適当な端末をつないですませてもいい」みたいな感じでした。
 ソユーズは軌道上ではランデブー、ドッキングができる程度の操縦能力があります。再突入が始まってから着地までは事実上何もできませんし、人間にできることもありません。《ふじ》も音速以上の領域ではコンピュータによる姿勢制御程度。パラフォイルを開いてからなら半径数km〜数十kmの行動半径があります。手動操縦もやろうと思えば可能でしょう。
 スペースシャトルの運用を調べてみると、パイロットによる手動操縦はロマンチシズム以外何のメリットもありません。シャトルが長期間宇宙に滞在できないのは、パイロットがゼロGに慣れすぎて操縦の勘が狂うから、という理由もあります。タッチダウンまで自動操縦するシステムを持ち、人が操縦できるのは滑走路の目前だけにもかかわらず、です。
 《ふじ》においては合理主義を貫きつつも「ロマンチシズムも必要だ」「国民が乗りたいと思う船にすべきだ」という意見もあるので、滑空や軌道上のロール制御用に手動操縦用の操縦桿を付ける可能性もあります。

下地島空港ガイド
 ストラトス・フォーの舞台。まるで合成写真のような、浮世離れした眺めです。一週間くらい滞在してぼんやりしてみたい。

コロナ物質放出、ニート彗星直撃、か?
 ムービー等はこちら。すんごいスペクタクルです。

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アルビレオ パイロットとキャプテン 2003年02月20日(木)03時03分53秒

内海さん
>米ソの方法を踏襲したからなのか、それとも軍からの圧力によるものか。
圧力とかというより、自然な選択に思えますが。
若いうちから多くの経験を積める上に、常により高い技能を目指す競争状態に置かれ、評価に晒されているので人選も楽でしょう。
軍以外の人間が選ばれたら「何のために多くの税金をつぎ込んで育てているんだ」という声はもちろん出てきそうですが。

>NASDAのMSが(PSも?)しているタロンの操縦程度の技量でも
>簡単に操縦できるように造る、ということなのでしょうか。
いや、一人乗るとしたらそれは「パイロット」ではなく「キャプテン」なわけです。
技能以外の面でMSやPSとは違うものを求められると思います。
別にMSやPS程度の人間では力不足というわけではないし、「中の人」にどうにかできることがそれほど多いとは思えませんが、そこは人としてのこだわりというものがあるでしょう。
(モンゴルフェ兄弟が初めて人を乗せて熱気球を飛ばそうとしたとき、当初死刑囚を乗せて飛ばそうという話だったのが「歴史的な出来事に罪人を使うのはもったいない」と貴族から志願者が出たそうで)

>自分は自衛隊大好き人間ですが、宇宙航空研究開発機構の有人宇宙船は、
>自衛隊/メーカーのテストパイロットを使わずに飛ばせて欲しいです。
自衛隊は好きとはいえませんが、「自衛隊員以外がいい」とはまったく思いません。
重要なのは選考理由が正当であることで、その人がどこの所属であろうが気にしません。(部外者だからかも)

野尻さん
>このところ燃える展開がありませんが
こちらもキッズステーションなのでまだみていませんが、聞くところによると7話は文字通り「燃える」ようですよ。
地上燃焼試験!

前に突っ込んだ「ラグランジュポイント」という記述はオフィシャルサイトには以前からなかったようなので、どこで見つけたのか探してみました。
キッズステーションの独自のコンテンツでした。
人物相関図やインタビューなど内容はそれほど悪くないと思いますが、オフィシャルサイトへのリンクもないし、どういう位置付けで誰が作ったものなのか。
特に「ラグランジュポイント」という記述は…
実はオフィシャルサイトより先に製作され、当初の設定にあったのがたまたま残ってしまったんでしょうか?

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便所魔王 改め 内海(うつみ) 宇宙飛行士と操縦技能 2003年02月19日(水)20時06分39秒

 ハンドル名変えます。簡単に自己紹介すると、
自分は科学技術系の受託計算会社に勤めている者で、
本年3月末までは原研東海の原子炉安全部門に出向しています。

 はずかしながら「ふじ」について知らなかったもので
「次期フラッグシップミッションの提言」を通読して驚きました。
日本には再使用型の計画しかないものだと思っていました。
日刊紙程度の記事に載るのは次行のページのごとき再使用型ばかりですよね。
http://www.asahi.com/science/special/space/030110.html

 ところで http://www.yomiuri.co.jp/05/20030217id02.htm によれば、
中国の最初の14人は
> いずれも年齢は30歳以下で、身長1メートル70、体重65キロ。
> 飛行時間は1000時間以上の経験者という。
どうやら、軍のテスト?パイロットみたいです。
もし軍のパイロットであるならば、それは
米ソの方法を踏襲したからなのか、それとも軍からの圧力によるものか。

 ソユーズって どの程度 操縦できるんでしょうね。
「ライトスタッフ」にもありましたが、
単なるカプセルライダーとしての宇宙飛行士と
テストパイロットとに共通する資質とは何?
科学技術知識と覚悟でしょうか。

 「ふじ」であれ再使用型であれ、日本が有人宇宙船を打ち上げるときには
自動操縦の予備でしかないかもしれないにせよ、操縦要員が必要でしょう。
そのとき日本は自衛隊のテストパイロットを乗せるのでしょうか。
NASDAのMSが(PSも?)しているタロンの操縦程度の技量でも
簡単に操縦できるように造る、ということなのでしょうか。
自分は自衛隊大好き人間ですが、宇宙航空研究開発機構の有人宇宙船は、
自衛隊/メーカーのテストパイロットを使わずに飛ばせて欲しいです。

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浅暮三文 SF大会におけるFFについて 2003年02月19日(水)02時48分59秒

野尻さん
ものすごくご無沙汰して失礼します。浅暮三文です。ことしのSF大会、栃木の温泉であるそうで、大会はさておき、
会場の近くがかなりやれそうだとの情報をききつけ、ゲストとして呼ばれてもいないのに、久し振りに参加して、
大会はさておき、野尻さん、平谷さんと竿を交えたいと考えております。まだ大会に申し込んではいないのですが、
野尻さんはいつから参加されるのでしょうか。やっぱり釣りをするなら前日からでしょうか。ちょっと詳細をお伺い
して計画を詰めたいなと考えておりますれば、しばらくこの掲示板(こんな内容はここでよいのでしょうか)に出没
させていただきます。ご容赦を。 浅暮三文拝
追伸、徳間書店の問題小説で釣りのエッセイを始めました。もちろんFFについてです。ご興味がございましたら、
書店で立ち読みなどしてやってください。

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野尻抱介 2003年02月18日(火)21時44分21秒

 今更ですが、第二の韓国海苔?極東神泉會のメールはうちにも来ています。ちゃちな手口ではありますが、インターネットのビギナーなら引っかかるかも。英語圏では「9月の1年生」というんでしたっけ。先輩の言うことをなんでも真に受ける状態。

>コロンビア事故
Space plane won't be ready before 2010――やはり、この議論が出てきました。
 乗員帰還船をカプセル型にすると、けが人や病人にきついという意見もある。しかし開発中止になったこのX-38もカプセル型の《ふじ》もGは大差ないし、最後にパラフォイルでどさっと着地するところも同じ。《ふじ》デザインの筋の良さを強調しておきます。
 ちなみにシャトル以降の有翼機やSSTOの試験機で実際にデモされたのは、すべて着陸の最終段階だけです。宇宙機として最重要な部分を棚に上げて実演できるのはここしかありませんわな。

Junkyard Review
 こちらは日本語の個人サイト。コロンビアのグランドトラックに諸事象を集約したShuttle-Track 日本語版(PDF/633k)が素晴らしい出来映えです。

>ストラトス・フォー
 地球近傍で迎撃する理由が――まだまだ苦しいとはいえ――改訂されたのは大きいです。いっぽうで「核」を改めることはないと思いましたが。『トップをねらえ!』なんか、女子高生がカリフォルニウム核爆弾を撃ちまくっていたのに。
 このところ燃える展開がありませんが、「隕石群は木星の引力に吸収されたのでしばらく大丈夫」というのはいい感じでした。太陽系を直径1mの円に縮小すれば、木星の軌道半径は5cmしかない。木星が太陽系を掃除してくれなかったら地球は彗星や小惑星の爆撃に阻まれて複雑な生命が発生できなかったかも、という説もあります。
 だがしかし、木星軌道の天体が地球軌道に達するのは何年も先のことだから、それに対応した迎撃任務をうんぬんする頃には美風たちは卒業しているはず。天体の速度が非常識に大きければ別ですが、そんな速度なら木星の影響もあまり受けない。というか遠距離での迎撃が「なぜか」成功しない天体が、なぜむざむざと木星に巻き込まれるのか、という新たな疑問が生じてしまう。

coming soon!
 ……

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アルビレオ ストラトス4の解説 2003年02月18日(火)04時10分55秒

オフィシャルサイトの紹介ページが修正されました。
具体的な変更点は2ちゃんねるのこちらにまとめられてます。
いろいろと変更されたにもかかわらず「スウィング・バイ」という記述は残ってしまったことと、「核」が全て「反応弾」に置き換えられたことがポイントですね。

「核兵器はよくないもの」というイメージから外れることはタブーなんでしょうかねえ。

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野尻抱介 2003年02月17日(月)20時32分05秒

>スターファイア画像
 Telescope caught single imageにも解説がありました。望遠鏡はクエスターだったんですね。あの、鏡筒に星座がプリントしてある高価いやつ。
 画像がウェブで公開されたとき、すぐにフォト・レタッチのソフトで調べてみたんですが、スミベタ部分は全くフラットで、何の情報もありませんでした。ウェブ公開用に情報量を減らしたのかと思いましたが、カメラがジャンクだとすると、たぶん最初からこうだったんでしょうね。

>民間プラネタリウム閉館
 10年代ごとに区切って数えると、閉館のペースはむしろ下がっているようですね。
 閉館しようにも、もう残っていないということでしょうか。

>鳥羽水族館オットセイ・ショーの科学考証
 同館は三重県民の誇りですが……そのショーについては、別に目くじら立てるもんでもありますまい。

>ロケガRPG
 あれは、宇宙の掟と搭載機器の依存関係を、第二の本能になるまで徹底的にソロプレイして頭に叩き込んでおくのが勝利の鍵です。

>フリーフライト
 CFFC主催のきしめん大会に備えてSE2の調整を進めているところ。機体そのものはおおむね仕上がった感じですが、プロペラやゴムとのマッチングがまだまだ。ゴムは同じTAN-IIでもロットによってかなり特性が違っていて、史上最強のゴムと謳われる伝説の「96年1月もの」を先輩方から分けてもらいました。飛行パターンや到達高度がかなり違ってきます。
 私はといえばTAN-IIが製造中止になって、次期主力ゴムになるはずのTAN SPORTを通販でゲット。先輩方に調べてもらったところ、総エネルギー蓄積量はTAN-II並で、F1Bには結構使えそうとのこと。しかし破断寸前まで巻くF1Bとちがって、ライトプレーンや小型混合級ではトルクが出ないので使いにくいらしい。F1Bの人はゴムの特性に応じて幅を切断し直したり条数を変えたりするので、総エネルギーを重視するそうな。深いです。

SFが読みたい! 2003
 誰も書いてくれないので自分で書きますが、ベストSF2002の国内篇第一に『太陽の簒奪者』が選ばれました。改めて御礼申し上げます。これは単一の作品だけでなく、Jコレクションそのものへの票でもあったと思います。
 東浩紀、大森望、鏡明三氏の対談はなかなか楽しめました。
 SFアニメの年間総括にはギャラクシーエンジェルのギャの字もなし。まあ、いいけどなあ。

プランク・ゼロ
 「野尻抱介絶賛」の本書、めでたく重版となりました。バクスター独特のペシミズムはあまり表に出てなくて、のびのび豪快な宇宙ハードSFです。「アーサー・C・クラーク絶賛」&林譲治解説の下巻『真空ダイヤグラム』もあわせてどうぞ。

デザインの「悪い方がよい」原則
 まきのさんとこから。いろいろうなずいてしまったのでリンクしておきます。

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梨田 正志 はじめまして 2003年02月16日(日)19時21分01秒

 野尻先生のページの競技用の模型飛行機の話を読ませていただいております。
 私も、紙貼りの模型飛行機ですが、よく作って飛ばしました。
 紙貼りの模型飛行機の場合、主翼の裏側に何も貼られていないので、翼を墨汁で黒く塗り、炎天下の中で飛ばすと、飛ぶというより、上昇気流で舞い上がって遠くまで飛んで行き、回収するのに苦労した思い出があります。
 ところで、先生は三重県の伊勢自動車道の近くに住んでおられるとのことですので、先生にやってほしいことがあるのです。
 それは、2月11日に鳥羽水族館へ行ったときにオットセイのショーを見たのですが、そのショーのテーマが宇宙飛行士の訓練で、確かにオットセイたちの芸は可愛く上手なのですが、舞台のハリボテの宇宙船(着陸船)が、「今時の子供でもこんな着陸船なんてできるわけがない」と思うようなものだったので、先生に鳥羽水族館へ行ったときに「宇宙飛行士の訓練」をテーマにしたオットセイのショーの舞台の考証をしてほしいのです。
 先生の考証だと、スペースシャトルの事故でクローズアップされている有人宇宙船「ふじ」を舞台のハリボテにしてくれそうだし、SACの会員だけに先生だけでなく、SACの方々の協力ですばらしい舞台になると思うのですが、いかがなものでしょうか?
 先生さえよろしければ、次に鳥羽水族館へ行ったときに鳥羽水族館の人に先生の話をしてみようと思います。
 最後に先生も一度鳥羽水族館へ行って、オットセイのショーの舞台を見てください。 考証に疑問を感じると思いますよ。
 なお、すでに行かれたとのことでしたらお許しください。
 それでは乱文乱筆にて失礼します。

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Cauli. ある閉鎖プラネタリウムその後 2003年02月16日(日)19時09分06秒

渡部さん:
>福井県立児童会館 1998年

ここは県が別の施設を作ったため閉鎖されたのですが、建物自体は隣接する運動公園の休憩所として残ったため、有志により投影が続けられています。

一度覗いたことがありましたが、もちろん自動投影のはずもなく、なかなかいい雰囲気でした。

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加藤 正勝 ロケットガールRPGを入手いたしました 2003年02月15日(土)20時51分32秒

 野尻先生へ

 書き込むは実に久しぶりです。
 ふわふわの泉の感想以来でしょうか?
 お久しぶりです。

 MAGIUSロケットガールRPGを友人から譲って貰いました。
 TRPGユーザーですが、こんなゲームは始めてみました。
 全く型破りです。
 正直なところ、仲間内でも賛否両論でした。
 意見がまっぷたつになるところが面白かったですね。

 私は、おもしろがってくれる友人達とロケット発射に勤しむことにいたします。
 いやあ、ロケットとばすの大変なんだなあ(笑)
 まずは勉強ですねえ。

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渡部義弥 2003年02月15日(土)13時40分43秒

おっと、閉館施設に、公営のものがまだ混じっていました。
みればわかるとは思いますが、ミスしたことを表明しておきます。

また、生駒は2000年のほうは間違いです。

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渡部義弥 2003年02月15日(土)13時37分33秒

野尻さん>>機体画像は小型望遠鏡で撮影 証拠価値に疑問
> ということは普通の天文用CCDで、可視光の撮影をしたんでしょうか。

プラネタリウム関係者のメーリングリストで流れてきた内容
 The now infamous image was produced using some
 decidely low-tech means. It appears that they used a 3
 1/2" scope (possibly an ETX), either a black & white
 QuickCam or small B&W security camera, and an 11 year
 old Macintosh (possibly a Mac IIsi or perhaps a
 Centris/Quadra AV model, but these are newer)!

CCDですら、クイックカムかその辺のジャンクだった模様です。
天文用CCDなどといういいものではないようですね。
#3.5インチって9センチメートルだし。
#ETXにつけられるとなると、小型のCCDに限られますし

野尻さん>>サンシャインプラネタリウムの存続を願う会
> リンクしておきます。自分の態度はというと、ちょっと考えてしまった。

業界関係者でも、正直、反応はまちまちです。
民間のプラネタリウムがなくなるのは、いまにはじまったことではなく
1960年代からしょっちゅうあることで、だから、古いからということ
ではないと思います。ちなみに、これまでに閉館した民間プラネタリウムは
私の把握している限り、以下の通り

東日天文館 1945年
甲子園阪神パーク 1968年
三河三谷プラネタリウム 1970年
愛媛新聞社 1970年
浅草新世界 1970年
福岡プラネタリウム 1970年
庄内観光公社(湯の浜温泉) 1975年
別府楽天地 1975年
高新プラネタリウム 1977年
プリンスプラネタリウム 1980年
広島楽々園プラネタリウム 1980年
富士観センター(日本平) 1980年
和歌山天文館 1982年
宮交シティ宇宙ミュージアム 1983年
新潟郵便貯金会館 1986年
ホテル三景苑 1995年
山梨県立青少年科学センター 1996年
生駒山天文博物館 1996年
福井県立児童会館 1998年
越前松島水族館 1999年
近鉄生駒天文科学館 2000年
五島プラネタリウム 2001年

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通りすがり 2003年02月15日(土)09時46分33秒


 先に「これくらいならアマチュアでも撮れる」と書きましたが、ほんとにそうだとは。
 ということは普通の天文用CCDで、可視光の撮影をしたんでしょうか。


http://www.zdnet.co.jp/macwire/0302/14/ne00_columbiaj.html

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野尻抱介 2003年02月14日(金)21時57分50秒

>軌道エレベータ
 おっと失敗。先のニュースにあるHighLift SystemsサイトのDownloadにあるプレゼン資料を読んでみたら、なかなかよく練られた、筋のいいデザインでした。
 たとえばThe Ribbon。『轍の先』で描いたテザーはストッキング状でしたが、こちらはリボン状。従来のバベルの塔みたいなイメージを払拭しているのはうれしい。自重を支えられるか以外に、原子状酸素、放射線、デブリ、切断時の被害など、かなり周到に検討してあります。まだまだ楽観的すぎる気もしますが、プレゼンなんだからこんなもんでしょう。

機体画像は小型望遠鏡で撮影 証拠価値に疑問
|同基地当局者によると、3人の職員が自由時間に口径3.5インチの小型望遠鏡を
|使って撮影し、11年前の旧式コンピューターで画像処理した。職員の一人は
|AP通信に「我々がこれまでに撮影した中で、最もぼけた写真だ」と語ったという。
 先に「これくらいならアマチュアでも撮れる」と書きましたが、ほんとにそうだとは。
 ということは普通の天文用CCDで、可視光の撮影をしたんでしょうか。

>近傍恒星
 スペクトル型はM6.5。赤色矮星ですね。生命が期待できるかといえば、常識論としては不利でしょう。ハビタブルゾーンが恒星に近いところへ、赤色矮星はときどきフレアを起こすので、惑星表面を焼き払ってしまう。
 さらに暗い褐色矮星なら、もっと近くで見つかるかもしれません。SFで異星人に恒星マップをもらった時の描写など、そのへんも盛り込んでおかないと恥をかくでしょう。

宇宙背景マイクロ波放射の観測から宇宙の年齢が正確に測定された
 これもチェックしておかないと。定説になるようなら、ビッグ・クランチを阻止する話などは書けなくなってしまう。

サンシャインプラネタリウムの存続を願う会
 リンクしておきます。自分の態度はというと、ちょっと考えてしまった。
 残しておくべきいいものだ、という気持ちはありますが、それが消えていくのはプラネタリウムに限ったことではない。リラクゼーションに利用されるのもなんだかなあと思う。自動投影は味気ない。天体を二次元球面にあるものとして認識させる欠点もある。
 しかし10歳の頃の自分がプラネタリウムで宇宙への関心を高められたことは間違いありません。少しでもそんな観客がいるなら存続されるべきだ、というのが当面の結論です。

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小林保雄 re: 新しい近傍恒星  2003年02月14日(金)10時11分28秒

投稿してから間違いに気付いたので訂正。
すいませんです。
> 実は今、ちょうど、アシモフの「ネメシス」を読んでいるところでして、
> 固有運動から発見されたという経緯も似ていたりして、
作品中でネメシスが発見されたきっかけは、
固有運動ではなくて、視差でした。

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小林保雄 re: 新しい近傍恒星 2003年02月14日(金)09時58分50秒

こんなに近くても見かけの等級が15等星だということは、
絶対等級が低いのでしょうか?
それとも、地球とこの星の間に何かの遮蔽物があるのでしょうか?
実は今、ちょうど、アシモフの「ネメシス」を読んでいるところでして、
固有運動から発見されたという経緯も似ていたりして、
ちょっと興奮しています。
まだまだ他にも近傍恒星はあるのかもしれませんね。
ネメシスが終わったら、「《光世紀世界》の歩き方」を読もう。

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林 譲治 新しい近傍恒星 2003年02月13日(木)15時59分06秒

 太陽系からわずか7.5光年の場所に新たな恒星が発見されたそうです。

http://www.nao.ac.jp/nao_news/data/000618.html

 なかなか興味深い天体ですね。

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粒子 アディオス 2003年02月13日(木)10時36分55秒

今日のまんてんに、ちらっとですが、アディオスがでたみたいです。
だれも書かないみたいなので書き込みしました。
いろんなセンサーが付いてるとか言っていたような。
コロンビア事故で日本の衛星どころじゃないでしょうけど。

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國分利幸 著者インタビュー 2003年02月12日(水)15時52分56秒
URL: http://www.shokabo.co.jp/

昨年11月にご案内させていただいた『《光世紀世界》の歩き方』と『宇宙に暮らす』について,
それぞれ著者へのインタビューがオンラインWebマガジン“Anima Solaris”に掲載されました.
前者ではクラーク氏とのエピソード等も(簡単ですが)のってます.

『《光世紀世界》の歩き方』(石原藤夫氏)
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/030202.shtml


『宇宙に暮らす』(松本信二氏)
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/030201.shtml

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サークロ 日本の有人宇宙開発への影響 2003年02月12日(水)14時19分10秒

今日の朝日新聞の21面に野田さんのインタビュー記事が載っていました。
この中で日本独自の有人宇宙開発の足かせになるだろうと書かれていましたが、
今回の事故の日本独自の開発に対する影響はやはりマイナスなのでしょうか?
事故に便乗するわけではありませんが、今回の事故を見ると
逆に日本独自の開発が必要だという感想を持ったので、足かせになるとすると
非常に残念な気持ちになります。

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こなみ どうやって降ろす? 2003年02月12日(水)10時57分33秒

軌道エレベーターの「吊紐」に、超長分子カーボンナノチューブを使う件で、 以前に「完全結晶をつくるようなものでエントロピー的にどうかなあ」と疑問を 呈したのですが、これは撤回。
ひとつは、C-C 結合は非常に強いのでエネルギー的には整列するほうがずっとましだ。もうひとつは、鎖の強さはもっとも弱いリンクの強度で決まるのであって、弱いリンクの数に依存するわけではない。ようするに、お膳たてのほうさえちゃんとすれば行儀よく並んでくれる団結心のつよいよい子たちだし、行儀の悪いのが多少いても、とんでもない悪ガキを作らないようにすればいいというわけです。

 で、自分の頭の中では納得していたのでありました。はい。
とはいえ、私も新物質合成では苦心惨憺した経験がありますので、実際にむちゃくちゃ地味でタフな仕事にたずさわっている人にはご苦労様と心からねぎらいたいところです。

あれ、本題の「どうやって降ろす?」ってなんじゃい? だな、これじゃ。 CNT の合成に関するネタだったのですが、今逃避行中ですので、 次にします。ごめんなさい。

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神雅紀 所詮「思ったこと」ですから 2003年02月11日(火)20時10分44秒

>ROCKY 江藤様
>スペースシャトルが商業的運航を行うには未完成なシステムであり、一般人が旅客機のように利用できるものではない
 うぃ。そう言う意味での「実験機」です。

>立山義祐様
 別に軽く見積もっているつもりはありません。
しかし、シャトル事故に関する書き込みが、現行シャトルシステムの問題点に関する討論ではなく「有翼式軌道往還機は欠陥機で使い捨てロケットとカプセル型軌道往還機の方が安全確実だ」という方向に向かっているのは人命を重んじすぎてナーバスになっているのではないかと思います。
 カプセル型の場合でも、何度もパラシュートの開傘失敗による地表への激突事故を起こしていますし、使い捨てロケットは地表への落下や軌道上のデブリ等の問題があります(後者は現行のシャトルシステムも同じですが)
 それらも考慮した上で両システムについて討論するべきだと思いますがいかがでしょう?

>「エンジニアを理解しよう」を読んだほうが256倍ましだと思われます。
確かに私はそう言うエンジニアです。はい

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野尻抱介 2003年02月11日(火)14時16分50秒

>コロンビア事故関連
 神雅紀さんの思いつきも立山義祐さんの意見も、私に言わせれば浅薄でコメントする気にもなりません。江藤さんは適切に解説してくれましたが、この話を続けるくらいならここの下のほうにある「エンジニアを理解しよう」を読んだほうが256倍ましだと思われます。

衛星ウォッチャーの捉えたコロンビア
 当時カリフォルニアは夜明け前だったので、ちょうど衛星ウォッチの時間帯でした。

・カプセルの再使用
 できなくはないと思うんですが、いろんな意味でシンプルさを保てるかどうかが問題でしょう。
 再使用しようとするとオーバーホールしなきゃいけないので、オーバーホールできるように作らないといけません。オーバーホールしても、状態は前と同じにはならない。再生するコストと、次の使用に耐えるかどうかを見極める技術が必要です。
 充分合理的に製造すればカプセル船殻の新造費用は数億円程度とみられます。新造に1000億円以上、打ち上げごとに500億円かかるスペースシャトルにならうことはないと思われます。

 そういえば競技用のゴム動力飛行機をやっている人で、「ゴムは1回使ったら交換する」という人がいました。普通、数回は再使用できるのですが、回を追うごとにゴムの特性が変わるので飛行パターンも変わってくる。競技本番で確実に練習時の状態を再現させるため、とのことでした。
 なお、まだ使えるゴムは、仲間うちで再利用しています。

>軌道エレベータ
 わくわくする記事ですね。
 そういえばSFマガジン2001年5月号に掲載された『轍の先にあるもの』という作品で、なんとかいう空想癖のある著者が、増強型アリアンVを1回打ち上げるだけであとはエレベータ自身を使ってブートストラップしてゆく工期2年の建造方法を提案していました。
 その著者が信じるところによれば、クラークが描写した巨大軌道工場など不要で、『楽園の泉』は「軌道エレベータは途方もない大工事」という誤解をひろめた悪書であり、最初に打ち上げるカーボンナノチューブのテザーは総重量9.2トンにすぎないそうです。
 その著者はまた、軌道エレベータ実現に必要な最大のブレークスルーは「無限長カーボンナノチューブの生産」と「スペースデブリとの衝突対策」であると考えているようで、その小説ではそこをごまかしていました。
 その著者は『ふわふわの泉』という作品で軌道エレベータよりトールタワー方式のほうがリアルだと述べており、つまり控えめに言ってもホットワイアードの記事を真に受けてわくわくするのはSFを読むのと大差ないと――もういいですかそうですか。

>荒川さん
 コロンビア事故で間が開きましたが、これの続きです。

|例えばドラマなどのシーンを見て「あっ世の中科学だけじゃダメなんだ」とかいった
|感想を持つ (またはそう思っている自分を発見する) の は分かりやすい構造だと思い
|ます。しかし同じものを見て「「世の中科学だけじゃダメなんだ」と「多くの人」
| が思っているからこういうシナリオになる」という分析をするのは全く因果関係が
|逆だと思うのです。 与えているのは常にメディア側であり私達は 「消費者」 なので
|すから。その手のコメントはコマーシャルメッセージを補強する効果しかありません。

 番組の制作側は、それぞれの制約やコンセプトを逸脱しない限り、視聴率を上げることに努めるはずだ、というのが私の前提です。
 テレビに関して言えば作り手と受け手は50年にわたって相互作用してきている。その経緯の上で、制作側は「こういうものが受ける」と見極めて番組を作り、視聴者側からも強い反発が出ていない状況が観察されている。
「こんな番組が放映されるということは、多くの人がそういう態度に好感を持つから」という私の見解は、ある番組とその視聴者という一対の因果関係だけに注目したのではなく、その相互作用の歴史を俯瞰する視点で述べたものです。これは常識の範疇だと信じていたので、私のコメントが「コマーシャルメッセージを補強する」などとは思いもよりませんでした。

 SFとヒト・ショービニズムについて。
 荒川さんの言う「その先」が何をさすのか、何が気にくわないのかわかりませんが。
 SFの目標のひとつは「想像し得ないことを想像する」であって、それができっこないと決め込まずに行けるところまで行こうとします。良質のSFは読者を含めてヒト全体を多少なりとも客観視させてくれる。
 客観視することが我々の蒙を啓き、知識を獲得する第一歩であることは間違いない。私が常々SFと科学の意義について述べていることは、それ以上でも以下でもありません。

|科学的手法は工学にとって必須の条件ではありません。
 そういう考えの人が、いわゆる「工学系トンデモさん」になるんでしょう。法則を呪文扱いするのはやめたほうがいいと思います。

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鈴木慎一(ハウンド鈴木) デブリ原因説? 2003年02月11日(火)11時09分42秒

 書き込むのはずいぶんお久しぶりになってしまいます。
 スラッシュドットJPなどでも取り上げられていますが、コロンビアの事故はデブリ原因説も再浮上しているようですね。(朝日新聞の記事
 不謹慎なうがった見方かもしれませんが、断定はしてないものの生データの段階でNASAがデブリの衝突事故の可能性を示唆しているのは、あくまで不幸なイレギュラーの事故だというアピールなのかもしれません。

 あと、真面目な議論の最中になんではありますが、今年も星雲賞非公式ノミネートをはじめましたので、お薦めの作品がありましたら、お気軽にご推薦をよろしくお願いいたします。

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斎藤 軌道エレベータが15年で? 2003年02月10日(月)21時56分03秒

ホットワイアードの記事ですが、
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030210302.html

と言っています。ある程度小さく見るべきでしょうが、それでも非常に現実へ近づいたように思われます。驚きです。

NASAのリサーチで
「着工から13年でエレベータのペイロードが10tになりますよ!」
とか書いてあって、ほんまかいなと思ったのはつい数ヶ月前。

1月の一般教書で言われた原子炉搭載イオンロケットも凄そうですが、このようなものを予算のためとはいえぶち上げてくるNASAの気合いに感心した 今日この頃です。

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林 譲治 再利用型 2003年02月10日(月)21時38分31秒

 カプセルの再利用に関しては、まず再利用の定義ともかかわってくるのではないでしょうか。カプセル本体は再利用できなくとも、内部のコンピュータや生命時装置類の転用なども可能でしょう。
 また、「日本初の有人カプセル第一号!」のような機体はすでに宇宙機であるとともに後世の残すべき文化遺産でもありますから、再利用の数には含めない方がよいかもしれません。
 ただ再利用カプセルにするかどうかを決定するのは基本的にコストと安全性ではないかと思います。また打ち上げ頻度によってはスケジュール的にも再利用より使い捨てが有利という局面も現れるかもしれません。また量産効果も検討すべき点だと思います。
 
 手元の資料によると昔デルタクリッパーの実験機にも使われていたRL10Aエンジンは1台2.8億円、これの量産効果の資産では、10台生産すると2.23億円、50台生産して1.85億円、500台生産すると半額となり、一桁安くするためには4万台生産する必要があるとか。宇宙機のように打ち上げ回数が限られる機械では、非再利用型にしても顕著な量産効果は期待できないかもしれません。その代わり再利用型による量産効果は「まったく期待できない」のも確かでしょう。
 
 ちなみに私事になりますが、義父というのが某メーカーで自動車工場の立ち上げ責任者だった人なのですが、「技術開発というのは、エンドユーザーに要求される性能を要求される価格で提供することを目指すのが本筋」だとか。自動車のみならず宇宙開発でもこの考え方が正しいのであれば、日本の宇宙開発に必要なのは、ロケットの自動車化なのかもしれません。

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いしどう Re: 日経BizTechに 2003年02月10日(月)21時34分55秒

解説:シャトル事故、日本の有人活動には甚大な影響

解説:シャトル事故、ついに破局に至った「スジ」の悪い設計

松浦さんの記事の第3弾が掲載されています。

解説:シャトル事故、日本独自の有人宇宙船開発を

いよいよ「ふじ」の紹介です。

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鴨 浩靖 再利用型カプセル 2003年02月10日(月)18時36分05秒

素人の素朴な疑問なんですが、再利用可能なカプセルという選択肢はないのでしょうか。使い捨てカプセルよりもかえって高くつくような気もしますが、試算してみた方とかは、いらっしゃらないのでしょうか。

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立山義祐 命を粗末に見積もることなかれ 2003年02月10日(月)16時45分46秒

> 非常にキツイ言い方かもしれませんが、実験機が事故を起こし乗員が
> 亡くなった「それだけの話」ではないのでしょうか

キツイどころか、間違ってます。 人を殺してしまったという事実は、どう軽く見積もっても、決して「それだけの話」では済まされるはずがありません。 仮にも科学的な議論をしようとする中で、人の命をおろそかに見積もることは断じて許されるべきではありません。

> 亡くなった人々に伝えるべきメッセージはお悔やみではなく
>「残したデータの内容には満足してます。次は失敗しませんご期待下さい」
>(幸村誠さん「プラネテス」2巻 ロックスミスの台詞)
> だと思います

事故後に残された情報を次に生かすことは、言われるまでもなくなされるでしょう。そして、「次は失敗しません」と断言する行為は、今回の事故をないがしろにしているようにも思われ、滑稽ですらあります。そのような台詞は、もっとクリティカルでない分野で御使用ください。

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野田篤司 ホームページ更新 2003年02月10日(月)07時55分59秒

ホームページ更新しました。
こんな時に、「デジカメねた」の追加なので、恐縮ですが・・

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ROCKY 江藤 スペースシャトルの目的 2003年02月09日(日)19時02分57秒

神雅紀さん
> これは個人的な思いこみかもしれませんが
>現在運行されているスペースシャトルは、母機もしくは地上滑走路から発進するのが最終目標の「実験機」だったのではないでしょうか
>#それに見合うエンジンの開発が未だなされてませんが
> 現在のシステムの運用そのものも「実験」であり、将来の宇宙ビジネスに向けてコストなどのデータを採るのが目的だったのではないでしょうか
神雅紀さんの言われる「実験機」のイメージがよく分からないのですが、
現在のスペースシャトル(National Space Transportation System)の開発当時に、
将来はSSTO(Single Stage To Orbit)あるいはTSTO(Twin Stage To Orbit)に発展させる構想が存在していたのか
と言う疑問でしたら、はっきりそのような構想はなかったとお答えできます。
1960年代末頃、シャトル計画が現在の形を取る前にはSSTOやTSTOの提案もいくつもありましたが、
1970年代の初めにはさまざまな提案はいまの半使い捨て方式(ETは使い捨て、
オービターとSRBは回収再使用)に集約され、1972年に正式に開発開始と言う経過になっています。
スペースシャトルが商業的運航を行うには未完成なシステムであり、一般人が旅客機のように利用できるものではない、
その意味で実験的なシステムに過ぎないと言うご意見でしたら、私もまったくその通りだと思います。

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神雅紀 スペースシャトルの事故に思うこと 2003年02月08日(土)23時59分21秒

 これは個人的な思いこみかもしれませんが
現在運行されているスペースシャトルは、母機もしくは地上滑走路から発進するのが最終目標の「実験機」だったのではないでしょうか
#それに見合うエンジンの開発が未だなされてませんが
 現在のシステムの運用そのものも「実験」であり、将来の宇宙ビジネスに向けてコストなどのデータを採るのが目的だったのではないでしょうか

 それが諸般の事情によりアメリカが有する唯一の有人宇宙飛行システムになったあたりから齟齬が生じ始めていた気がします

 非常にキツイ言い方かもしれませんが、実験機が事故を起こし乗員が亡くなった「それだけの話」ではないのでしょうか
 やるべき事は実験機の残したデータを元にスペースシャトルシステムの評価と今後の有人飛行の方針を吟味する事だと思います

 亡くなった人々に伝えるべきメッセージはお悔やみではなく
「残したデータの内容には満足してます。次は失敗しませんご期待下さい」
(幸村誠さん「プラネテス」2巻 ロックスミスの台詞)
 だと思います

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野尻抱介 2003年02月08日(土)23時54分56秒

>スターファイアの画像(SACニュース参照)
 もうちょっと解像度が高いかと思ってましたが、こんなもんかしら。これくらいなら、条件がよければアマチュアでも撮れます。とはいえ軍機だから解像度を下げて公開している、なんてことはないと思うんですが。
 波長は、たぶん赤外線でしょう。
 左翼前縁の二つの「突起」ですが、私には何かが燃えたガスの噴出のように見えます。後縁から出ている「尾」も、それに対応して2筋あるようです。

>《ふじ》に積める貨物
 大きな貨物についてはあさりさんの言う通りです。
 《ふじ》とほぼ同じサイズのアポロ・コマンドモジュールは110kgの月の石を運んでいますから、実験サンプルくらいなら楽に持ち帰れるでしょう。

SE2
 てんやわんやが一段落したので、新作を飛ばしてきました。滞空2分は楽勝ですが、コンスタントに3分飛ばないと小型混合級では勝てません。

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浅利義遠 再利用の罠 2003年02月08日(土)22時47分02秒

どうも再利用=経済的、有翼=先進的 というペテンが無条件に染み込んでいるようですね。
「ふじ」カプセルはあくまで人間の大気圏再突入用の乗り物。軌道上から貨物を持ち帰りたいのなら、それ用のカプセルを作れば良いのです。
「有翼」というデッドウェイト&構造の複雑化による潜在危険因子増大、おまけに開発コスト肥大設計なんて選択肢よりは、新規開発のカプセル式の方が、よっぽど単純明快、安全確実、加えて安価です。

どれにも中途半端で、つぶしの利かない万能機を作るより、単機能の組み合わせでミッションごとに特化させる。これ以上に合理的で確実で危険を排除できる発想があるのでしょうか?

物理の神様は平等で残酷です。思い込みで作り上げた間違ったシロモノは、必ずこの神様に罰を当てられます。「夢」とか「未来的」とかの台詞には、くれぐれも騙されませんように。

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かまや シャトルは「貨客」である必要はあったのか 2003年02月08日(土)13時43分35秒

シャトルは旅客機と言うよりは深海探査船に近かったと思います。
あの規模(鋼の耐圧構造なら500tぐらい?)の大型潜水艇を定期的に
海溝まで運んで海底5000メートルを目指すのもかなり大変でしょう。

それと貨客船だったというのも致命的な間違いだったと思います。
そもそもUARSやらハッブルをあえてシャトルで運ぶ必要があったのか?
そんな貨物スペースを作るよりは、全長が今の半分で脱出カプセルだけ付けた
旅客シャトルの方が打ち上げコストが1/5ぐらいに圧縮出来て良かったと思います。
UARSを衛星軌道に置いて空荷で地球に帰還するなんてのは資源の無駄遣いです。

コロンビアの代替船は上記の様な小型旅客シャトルにして、
X-33みたいなのは永久に葬り去った方が賢明な気がします。

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猿丸 カプセルの積載量 2003年02月08日(土)13時05分39秒

使い捨て型でカプセルによる帰還を行う場合、たとえば「ふじ」ではコアモジュールだけが帰還するようですが、そこには金属材料であるとか金魚であるとかの実験モジュールを持ち帰るだけのスペースはあるのでしょうか。
持ち帰れないのであればまるごと帰還する再利用型の意義も少しはあるのかな、と思います。

しかし「きぼう」の実物大模型は何年も前からあちこちの科学館に展示されていますが、なかなか上がりませんね。

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林 譲治 再利用機のコスト 2003年02月08日(土)10時58分56秒

 よく「コスト削減のために再利用型」という文言を耳にしますが、じっさいのところ現在の人間の技術水準で「再利用=低コスト」という図式は成り立つのでしょうか?
 手元にある資料がいささか古いのですが、スペースシャトルは1機あたり8000人でチェックアウトと打ち上げを行っているそうです。
 これに相当するエアラインの全従業員数を全機数で割った値が149人。この149人にはチケット販売から何から一切の人数を含めての数字だそうです。もう少し特殊な状況、たとえば軍用機では総員385人で1年回に8機の機体を使って400回の飛行を行った例があり、この場合は1機あたり48人でまかなっている。
 
 コストの少なくない部分は結局はチェックから打ち上げにかかわる人件費が占める。従って機体を再利用したからコストが劇的に安くなるとは限らない。たとえばこれもやや古い資料ですが、B747の場合、1回の飛行コストは844万円。うちわけは、
 
 減価償却/飛行 444万円(金利5%)
 燃料費/飛行  200万円
 雑費/飛行   200万円
 
 毎日飛行しているB747でも減価償却費の占める割合は半分弱で、24%がメンテナンスなどの雑費が占めている。先のシャトルの場合で考えるなら、機体の減価償却費も高価であり、なおかつ運行コストの主要な部分がメンテナンスなどの費用であることは容易に推測できます。
 
 SAC掲示板で野尻さんが書いているように、有翼再利用型に技術的に負荷が大きいことを考えるなら、有翼再利用型宇宙船に関して「再利用=低コスト」という図式はなりたたないでしょう。現にシャトルではなりたっていない。そして今回のコロンビアの事故でも指摘されているように、安全性にコストがかかわるならば、現在の技術水準では有翼再利用型にしたから低コストと言うことはまず期待できない。特に有人飛行の場合は。
 
 「飛行機のように運行できるから有翼再利用機は低コスト」というような話は間違いでとうか順番が逆であって、「有翼再利用機が低コストで運用できるとすれば、それは航空機並の運行が実現できてこそ可能である」と言うべきではないかと思う。
 正月の新聞に「日本の二段式有翼再利用機構想」みたいものが発表されていたけど、あれはいったい運用コストをどう見積もった上で、低コストなどといっているのだろう。何人の訓練された要員を、どれだけの期間拘束して1回の打ち上げに幾らかけて、年何回飛行させることを想定しているのだろうか? このコスト計算まで明らかにしてもらえないと、「再利用=低コスト」といわれても鵜呑みにはできないのだが。
 
 化学推進ロケットしか持っていないいまの人類は、飛行機にたとえるならば、レシプロの複葉機の段階ではないかと思う。何をどうやっても水素と酸素の燃焼以上に効率のよう物は使えない。レシプロの複葉機で超音速機は開発できないように、化学推進ロケットでは実用化がほとんど不可能な機構の宇宙機は存在する。
 だが複葉機には複葉機のメリットがある。また目的を絞り、最適な設計をするならば、複葉機でも大きな成果をあげられるはず。いまできることで最善の有人宇宙システムを考えることがチャレンジャーやコロンビアの事故の教訓を無駄にしない最善の策ではないだろうか。

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浅利義遠 飛行機はなぜ宇宙へ行けないのか 2003年02月08日(土)06時18分02秒

シンクロニシティとでも申しましょうか、私も5年の科学の1月号で「スペースシャトルの翼は(帰還時以外)ただのお荷物」と一発ぶちかましておりました。

>田巻様
事故原因に関して、外因説が完全に否定されたわけでは無いと思います。
『事故』というものはたいていの場合、想定していなかった(出来なかった)複合要因で発生するものです。
NASAの発言は「タンク断熱材の衝突→耐熱タイルの破損」という単純なシナリオを否定的に捉えているだけで、誘発要因から外したものではないと考えています。

今回の一件で、再利用機のかかえるリスクだけが正しく認識してもらえれば良いのですが、ミソもクソも「宇宙は危険」でくくられつつあるように感じます。
なんとか「背伸びをしない、無理のない等身大の宇宙開発」を理解してもらい「日本は(やりようによっては)まだ宇宙先進国のトップに立つ可能性がある」という事実を国民に気付かせたいものです。

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野尻抱介 毎日新聞にも 2003年02月08日(土)00時20分13秒

[クローズアップ2003]シャトルの安全性 不可能だった緊急脱出
 野田指令のコメントが載っています。

| ロシアの有人宇宙飛行船「ソユーズ」は、シャトルとは構造が違う。

| ロケットで打ち上げられたソユーズは、帰還時には飛行士が乗り込む釣り鐘型の
|カプセル だけになる。底には高温に耐える素材が使われ、最後はパラシュートが
|開いて海や地上に 降りる。

| このカプセルに緊急時に作動する脱出用エンジンが付いており、打ち上げ時に
|ロケットに トラブルが起きた場合、カプセルだけを避難させる。実際に作動して
|飛行士の命を救ったこ ともある。宇宙開発事業団技術研究本部の野田篤司・主任
|開発部員は、「カプセル型は構造が単純な分、シャトルより空中分解は起きにくい
|だろう」と話す。

 私もSACニュースで一席ぶちました。信じてほしいのですが、示し合わせて活動しているのではありません。
 ええ、コロンビア事故の話題ばっかりですみません。そろそろおさまると思いますが。

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いしどう 日経BizTechに 2003年02月07日(金)23時51分03秒

松浦さんが執筆された記事が掲載されていますね。

解説:シャトル事故、日本の有人活動には甚大な影響

解説:シャトル事故、ついに破局に至った「スジ」の悪い設計

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田巻久雄 連続投稿ごめんなさい 2003年02月07日(金)03時45分54秒

あ、と、初飛行の時の事、忘れてました。>野尻さん。有難うございます。
記憶の絵がキャビン後部から見たタイル剥がれたOMSポッドのやつしか無かったもんで…
望遠鏡で観測の記事、思い出しました、読んだ事だけは。
あと憶えてたのはヤング船長が鼻に引っ掛けてた眼鏡ですね…白いタンクと。
それを見ながらオレはこの分なら2001年にオリオン号が実現するぞ、とか言ってたような。
アポロ=ソユーズやスカイラブはいまいち同時体験出来てなかったんですが、
スペースシャトルは初めて同時性を実感した宇宙計画でした。

走馬灯っす。

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田巻久雄 外因説の否定 2003年02月07日(金)02時29分56秒

という事は、NASAはオービターにもっと根本的な、構造的な問題があると宣言したようなものですね。
あそこにはどうやらまだファインマンさんが居るらしい。

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ROCKY 江藤 自然は道を見付け、アキレス腱を探す 2003年02月07日(金)00時08分33秒

野尻さん
>| CNNの取材に応じた元技術者は「車輪格納庫の扉はシャトルの運航に不可欠な
>|配線やセンサーを保護する役目をしており、シャトルの最大の弱点だろう」と話す。
>| この元技術者は「自然はいつでもアキレス腱(けん)を探すものだ。シャトル
>|の場合、アキレス腱はここだ」と話す。
オービターを設計したロックウェル・インターナショナル社のために若干弁じると。
脚室に配線や配管を通すのはごく普通の設計で、その理由は点検がしやすいからです。
特にオービターの場合には、なるべく下面に点検ハッチなどを設けたくない。
となると弱点が集中しても、その部分だけを集中防護する方が、弱点が分散するよりもまし、
との判断があったのでしょう。ただ今回はそれが仇になった可能性もあります。

>前から思っていたのですが、スペースシャトルのタイルの形・サイズが全部違うのは、継ぎ目が連続して応力が集中するのを避けるためでしょうか。だとしたら、ペンローズ・タイルで解決できないか、とも思うのですが。タイルがすべて同じ形なら、予備を持っていくこともできるわけで。
それは違うと思います。オービターの表面を見れば分かりますが、四角のタイルがきちんとそろって並んでいます。
一個一個違うとは言っても、実際にはほとんどのタイルが同じ長方形の平面形をしています。
形が違うのは、むしろオービターの表面が平面ではないので、同じ立体形状ではフィットしないからでしょう。
それに替えのタイルをはめ込むと言っても、壊れたタイルを掻き出し、表面の接着剤を取り除きと、
宇宙服を着ていては困難な作業になりそうです。それよりは充填出来る簡易断熱剤とかの方が良いようにも思えます。

> しかし軌道高度までいくと気温は1000度にもなるし、流体としてふるまうかどうかもあやしいので、この速度をマッハ数で表すのは抵抗があります。
私も、シャトルの再突入の速度がマッハ25、とか言われるのには抵抗があります。
地上の音速の25倍と誤解されやすいですしね(野尻さんに対する当てこすりではありません、念の為)

> 今回、私は自宅にいて、東京ではちょうどSACの例会が解散したところでした。23時40分頃に松浦さんの携帯に電話したら、彼は新橋駅にいた。
その直後ですね、私が松浦さんの携帯に電話して、電車の中です、野尻さんから聞きました、と返事があったのは。
私は例会から早く戻って(二次会は欠席)、家に帰ってなにげなく某ちゃんねるを見たら、
あちこちでシャトルが話題になっていました。
一つの板なら、また下らないネタを、と無視したでしょうが、複数のスレですでに百を超えるレスが付いているとなると・・・・・・
あわててテレビを付けたら、分解して行くコロンビアの光条が映っている。
見た瞬間に、ああこれはもう助からない、と分かった。同じシーンが繰り返し映るのを5分くらい呆然として見ていました。
まだみんな二次会から帰っていないかもしれないと、とりあえず松浦さんに電話したのはその後です。

こなみさん
おっしゃられることは分かります。今回の状況では助かる可能性はほとんどなかったと言う判断と、
なんとか生還を目指して努力させてやれたらよかったと言う心情は両立します。
で、こなみさんもそうは思っておられないでしょうが、私はNASAが真相を知りながら乗員に隠していたとは思っていません。
オービターの標準の装備の中に、例えば機体の周囲を点検できるリモートコントロールの
カメラとかがあったらよかったのですが。実際そのような実験も行われていたのに、実用化は見送られてしまっています。


だらだらと感想を書き連ねましたが、NASAはET断熱材の衝突が事故の引き金になったという推測を
きっぱり否定してしまいましたね。確たる根拠があればそれでいいんですが、じゃあいったい原因はなんなのでしょう?

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野尻抱介 2003年02月06日(木)22時06分43秒

>チャレンジャー事故調査のファインマン
 NASAの硬直した体制、ドキュメントの山に辟易していたようですね。
 ファインマンの言葉に似た話が、今回も出ていました。

| CNNの取材に応じた元技術者は「車輪格納庫の扉はシャトルの運航に不可欠な
|配線やセンサーを保護する役目をしており、シャトルの最大の弱点だろう」と話す。
| この元技術者は「自然はいつでもアキレス腱(けん)を探すものだ。シャトル
|の場合、アキレス腱はここだ」と話す。
http://www.cnn.co.jp/science/K2003020400058.html

>今回の逃げ道
 私もないと思います。救援機を常時待機させているなら別ですが、それには莫大な費用がかかる。
 ごく低空・低速でしか使えない、ポールをつたって脱出する装置をNASAはさかんにアピールしていましたが、飛行士たちは誰もあてにしていないでしょう。
「スペースシャトルのようなハイ・パフォーマンスの乗物では、常に脱出路が確保されているわけではない」と率直に語った飛行士もいました。

 前から思っていたのですが、スペースシャトルのタイルの形・サイズが全部違うのは、継ぎ目が連続して応力が集中するのを避けるためでしょうか。だとしたら、ペンローズ・タイルで解決できないか、とも思うのですが。タイルがすべて同じ形なら、予備を持っていくこともできるわけで。

>新木さん
 人のことは言えないのですが、たしかに、感じたままを書き綴ったような発言が目につきます。
 修羅場は明けたんでしょうか。まだなら、明けるまでネット断ちしたほうがいいのでは。

>マッハ数
 気温に応じて換算しているのなら文句ないです。
 再突入中のシャトルや飛行機が飛ぶ高度では、音速を境に空気のふるまいが激変するので、マッハ数で表現するのが適切なことはあると思います。
 しかし軌道高度までいくと気温は1000度にもなるし、流体としてふるまうかどうかもあやしいので、この速度をマッハ数で表すのは抵抗があります。

>テキサスの青空
 ぬけるような青空って、なんか喪失感ありますね。見たことありませんが、B-29が編隊を組んで飛んでいった終戦の年の夏空とか。

 今回、私は自宅にいて、東京ではちょうどSACの例会が解散したところでした。23時40分頃に松浦さんの携帯に電話したら、彼は新橋駅にいた。
「野尻ですけど、ニュース聞いてます?」
「いや。どうしました」
「NHKのニュース速報で、シャトルが通信途絶と。帰還中に」
「ぬあにーーー!!!」
 声が裏返ってました。松浦さんは「とにかく関係方面に手配します」と言って電話を切った。
 お互い「いつ二度目があってもおかしくない」という認識でいたので、来るもんが来たか、という思いでした。ロケガ冒頭に「ロシアは半死半生、NASAのシャトルだって十年先まで予約済のうえ、現用機はいい加減ガタがきてもうじきドカンといく」と書いたのが1994年のことで、あの頃からずっと。
 すぐに笹本から電話があって「わかってることを全部教えてくれ」と言われた。「民放のニュース速報では『NASAが非常事態宣言』て文面で」と言った気がする。
 それからCNNサイトの静止画を観て、こりゃ確定だと思っていたら笹本からまた電話。
 いつもの早口で「とりあえずわかった事実だけでSACニュースに速報出してくれ」とわめかれている最中にNHK総合で映像が流れ始めて「あ、いま始まった。あーだめだ、あんな光ってるわ……いま光点が数個にわかれた」とか、とりとめなくリレーしたんでした。とにかく「光っている」のが印象的でした。シャトルは融除材を使わないから、正常な再突入ならあんなにギラギラ光らない。明るい昼間の空で、それを凌駕する光を放っているということは機体が壊れてるんだなあ、と。それから「あー、JEMどうなるよ。ブランみたくレストランに転身するかよ?」などと思ったり。

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こなみ ネガティブデータも重要なデータだ 2003年02月06日(木)15時13分47秒

シャトル事故関連の記事も一段落してきましたが、発生したトラブルに宇宙でどう対処できるかどうかという議論に、私もひとこと。

 断熱タイルのはがれや機体の損傷が発生して、それによる大きなリスクが考えられるという判断がなされたら、とにかく状況をなんとかして最大限正確に知ることしかない。と、これは自明のことなんだけど今回あいまいになってしまったことですよね。何度も言われることながら、なれは怖い。

で、そのあとの論議なんですが、そうやって得られた状況がほとんど絶望的であったとしても、帰還する前の状態としては、まったく無知であるよりずっとましだと思うわけです。生還の可能性が非常に低くても、生き残るための努力を最後までやれるし、状況を克明に調査したりレポートしたりすることで、 たとえ死んでも後に続く人にはプラスになるわけですから。

そういう意味では、今回の犠牲者には浮かばれない結果になってしまった。「うん、この損傷に対してこの措置ではちと無理かもしれんけど、やってみてだめならしょうがないやな。そんときゃネガティブデータをひとつ報告書に増やすわけだ。つぎはもうちょっと賢くなってくれよ」とかいうほうが、いやしくも宇宙飛行士なんてことを志す人には、無知の死よりも浮かばれる死に方ですよね。まあ私は死後に浮かぶ沈むの世界があるとは思わないけれど、遺族の心情のためにも無駄にならない死という思いは最大限残してあげたいな。


話は少しずれますが、数日前の朝日の夕刊で、「シャトルが飛散して犠牲者が出ても、宇宙への夢を捨てずにがんばろうという機運がすぐに盛り上がるア メリカって国は大好きだな」という筋書きの漫画があって、だけど そういうのにも違和感があるのだ。事故の日にたまたま行われた世論調査では イラク攻撃支持のパーセンテージが前回よりも10%も上がったなんてのが あって、ちょうど日本にきていた元査察官のリッターというアメリカ人が、 「この結果はシャトル事故に影響されてます」と言ってましたが、 私の読みもそのとおりでした。

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