野尻ボード
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こなみ 溶岩地形 2002年06月11日(火)14時18分56秒
八方尾根の1680メートル以上は、超塩基性の蛇紋岩という特異な岩石が広
く分布しており
なるほど、それは知りませんでした。
地殻を構成する元素の存在量はいわゆるクラーク数というやつで、順序だけ書くと
O, Si, Al, Fe, Ca, Na, K, Mg とかいうのは、本来のクラーク数の定義を
はずしているらしいのだけど、「おっしゃられて貸そうか、ま!」という語呂合わせといっしょに受験の記憶に残ってますね。
んでもって大半の鉱物は酸化物由来で、金属の酸化物は塩基性、特にアルカリ土類や
アルカリ金属なら強い塩基性だし、非金属の酸化物は
酸性というわけで、現実の鉱物の多くは酸性の二酸化ケイ素(ケイ酸)を主体とした骨格に、金属酸化物(からとれた金属イオン)が絡んでいるという構図を頭に入れておくと、白砂青松のわが日本の風景が
基本的には酸性側の徴になっているというのがわかります。
そんな中で日本アルプスには塩基性のマグマが噴出しているというのは、
すごく面白いですね。塩基性マグマはハワイの火山もそうで、粘性の低い
とろとろした溶岩になって噴出してます。きっとMg2+イオンにケイ酸ポリマーが
ぶっちぎられてしまって、高分子の網目がうまく形成されない
せいなんでしょうね。
ところで溶岩流の跡というのは、なかなか見飽きない魅力的な地形です。
岩手山の焼き走り溶岩流なんかはまだ100年あまりの歴史ですから、
まばらながらも植生の侵入がまるで教科書的に見られます。
昨年の夏にそこで2時間ほど過ごしたのですが、そのときに見逃せないと
思ったのは、溶岩地形からのミネラル(金属イオン)の大量
供給ということでした。
2000度以上の酸化物が急冷されてフラクタルな
多孔質の塊を作って、それが傾斜地をなしているわけです。カリウムや
ナトリウムは流出が速いでしょうが、マグネシウムは比較的遅く、
数世紀以上にわたってイオンが流れていくはず。もちろんこいつは
クロロフィルのもっとも重要な元素です。銅やマンガンなど他の
重要な金属イオンも同様。一見荒涼とした地形であるにもかかわらず、
火山の溶岩がもたらす植生への影響というのは、じつは巨大なもの
なんでしょうね。
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ぎんなんのんな ナノ鋏 ? 2002年06月10日(月)15時57分08秒
> いわゆるアセンブラーですけど、こいつが岩や金属を解体して材料にするという描写は多い。
> しかし、どうやってそれらを解体しているんでしょう?
平凡な回答ですが, 触媒作用じゃないでしょうか。
“ナノマシンが次々と鉱物粒子に張り付き (推進力は ?), ナノ鋏 (何それ ?) で原子を切り離す”
というのも, 魅力的ではありますが (^_^)。
> 光学顕微鏡で見える物を「ナノマシン」と言うのは、言葉が間違ってる!
ナノマシンが “大きさがナノメートルの機械” だとすると, ちょっと困ったことになります。
1 nmは, 原子数個ぶんです。 ピンセットより複雑な機械は作れそうにありません。
(原子で作ることを前提にします ^^)
ナノマシンとは “加工精度がナノメートルの機械” と考えるべきでしょう。
(“最小部品の大きさがナノメートルの機械” とするばあいもありますが, どちらにせよ, 機械
そのもののはずっと大きくなります)
参考までに, *自然の* ナノマシンである生物細胞の大きさは, マイクロメートル・オーダーです。
もちろん, 光学顕微鏡で見えます。
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くさかべ ハンダ付け 2002年06月10日(月)13時57分04秒
>野田司令閣下
娘さんの作業中写真、拝見しました。
いやー、いい手つきされてますな。普通初心者は、コテにハンダを盛ってからなすりつけちゃうものですから。<なにを偉そうに
こーアレですよね、ゲルマニウム系のパーツは特にそうですけど、熱で壊さない程度にあっためて、瞬間でハンダを流し込むというその辺のさじ加減が難しいというか。
でも、子科とかラ製なんかに書かれてるほど、ゲルマニウムダイオードとかトランジスタとか、壊れたりはしなかった記憶がありますが。
こないだ近所の絶滅危惧種認定のおもちゃ屋さんで、ラジオキットを入手しました。昔の値段だから1600円とかのまんま。なんか猛烈に得した気分ですが、あまりにももったいなくて箱に入れたまんまです。
こういうものは作ってこそ価値があるものだというのに。
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ガ 活動ナノ 2002年06月10日(月)12時05分57秒
ナノマシンをナノサイズの分子集合体とすると、これは酵素複合体とかウイルスを考えて、その構成材料をタンパク以外に拡げただけの(必要があれば)増殖する化学物質くらいに思っといて良いわけで、情報は持ってても(単体では)学習機能は期待できないし、ナノマシンの活動はメカではなく化学反応に近い。
そう考えれば、
>岩や金属を解体
きっと強酸の部分で溶かすんでしょう。
>生命を作り変えたり
疑似ウイルスのベクターでDNAやら構成材料を入れ換えて、タンパクの生体では不可能な反応速度を出して、イモ虫が蝶になるような変態を高速で起こすくらいは妄想の範囲でしょう。
入れ換えると言えば、生体に侵入させたナノマシンで、思考を含めた状態情報をそのままの場所でコピーし、外部装置で読み取れるようにすれば、活動中の生命ダウンロードも電送もできそうだなー。
(「なでしこ」みたい )
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野尻抱介 ローカル・リフレッシュ・コンベンションより帰還 2002年06月10日(月)00時07分23秒
長野のローカル・リフレッシュ・コンベンションより帰還しました。
会場は岩岳スキー場の麓ののロッジ貸し切り。やけにパワフルなモデルロケットを打ち上げたり、ゲストとの質疑応答、猫耳90式戦車とエイブラムス戦車で戦ったり、スペクトルマンのビデオを観たり、お茶会で珍しい菓子を食べたり、いろいろあって面白かったです。スタッフの皆様、至れり尽くせりのもてなしをしていただき、ありがとうございました。
二日目はオプショナル・ツアーとして八方尾根に連れていってもらいました。リフトを二つ乗り継いだ地点には小さな湿原があって高山植物がいろいろ。周囲は蛇紋岩がごろごろしていて、非常に興味深かったです。
「八方尾根 蛇紋岩」で検索してみると、この場所に高山植物が多数みられることと蛇紋岩は密接に関係していることがわかりました。さらに
長野五輪・滑降コース問題にも関わっていたりします。(以下に一部引用)
|(1) 八方尾根の1680メートル以上は、超塩基性の蛇紋岩という特異な岩石が広
|く分布しており、この影響を受けて成立した自然植生は、ダケカンバやオオシ
|ラビソなどの高木の樹林を欠く植物学上極めて特殊かつ重要なものです。日本
|アルプスにおいて、このような広い範囲に超塩基性岩の発達している地域は多
|くありません。白馬岳の高山植物群落は、NACS-Jの植物群落レッドデータ・ブ
|ック(わが国における緊急な保護を必要とする植物群落の現状と対策1996)に
|もリストされており、複合群落としての完全性を保全するためには、高山〜亜
|高山〜低山にいたる植物群落のつながりを保つことが必要です。
一見ペンキのこびりついた、つまらない砂利のように見える蛇紋岩ですが、自然界・人間界に関わっていて、うまくすれば小説のネタになるなあと思ったことです。
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野田篤司 危険が危険とわからないようでは子どもに成長はない 2002年06月09日(日)17時26分59秒
この週末は、強風で、とても模型飛行機を飛ばすことができる状態じゃありません。
そこで、昨日の土曜日に秋葉原に子供二人と行き、材料を買って来て、今日、
娘とゲルマ・ラジオを作りました。
キットじゃなくて、蜂蜜の空き瓶にエナメル線を巻いて作ったものです。
娘に半田付けさせるのは、初めてじゃありませんが、前回はキット組立てでしたので、より高度になっています。意外とイモじゃないので驚いていますが・・(親ばか)
今日のところは、時間が無くて、バリコンも市販品で、検波器もIN60でしたが、そのうち、アルミホイールとラップのバリコンに、鉱石を使った検波器にも挑戦しようと思っています。
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はめせん LRC終了報告 2002年06月09日(日)17時03分06秒
URL: http://www.lo-re-con.com/
ロリコンスタッフの はめせんです。
無事、ローカル・リフレッシュ・コンベンションXIXが閉会いたしました。
とはいっても、参加者全員が家に帰り着くまでがSF大会だと柴野拓美さんも仰って居られますから、まだ本当の終了ではないかも知れません。
野尻抱介さま、遠路はるばるありがとうございました。無事帰着されましたでしょうか。
もっと突っ込んだお話を聞く時間を設けてもよかったかな、という点が悔まれます。
なお、昼食のそば屋の窓からの風景ですが、ゴンドラリフトはもう少し向かって左寄りで、建物の陰でした。
石の入手元については箝口令を敷きました。でも、できれば断面の写真など見てみたいものだと思います。
きっと、ワタクシもモデルロケットに手を染めてしまうことだろうなぁ……。
なお、今年の国立天文台野辺山の特別公開は8月31日だそうです。
http://www.nro.nao.ac.jp/‾openday/openday.html
もし、お出かけでしたら、お声をかけて下さい。その前に、東京大学理学系研究科 天文学教育研究センター 木曽観測所の特別公開というのもあります。日時はまだ発表になっていませんが、例年は8月の第2土・日曜日あたりです。こちらは、観望会が魅力です。
とりあえずは御礼までに。
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林 譲治 納得できる理由ナノ 2002年06月09日(日)11時28分37秒
|ことを大きく逸脱しそうもないので、魔法を使うときは納得できる理由をでっ
|ち上げてもらった方が嬉しいです。
辛く苦しい修行を耐えぬいたナノマシンだけが会得できる技だから……。
修行はともかくとして、学習機能は必須とは思いますが、だとすると情報に関して然るべき規格か・標準化がナノマシンのなかで行われていないと会得した情報の保持も伝達もできませんね。あるいは標準から外れたら排斥というロジックで全体の健康を維持しているのかな?言葉が違えば排斥というのは国民国家みたいですね。
#アシモフの世界だと、ナノマシンの素材は陽電子系の何かなんだろうか?
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アルビレオ 二重星だ 2002年06月09日(日)04時09分31秒
>あ、こちらでは初めてになります。NIFTYのSFフォーラムでアルビレオと名乗っていた者です。どうかお見知り置きを。
>「本家アルビレオ」とか名乗るのもイヤな感じなので、こちらでは英字にさせていただきます。
あ、これはわざわざどうも。二重星になっちゃいましたね。(アルビレオ-Bに改名しようかな)
>私も分子サイズのマシン単独ではそれほど大したことができるとも思えませんが、
>それが集団になったときの話題だったんじゃないんでしょうか。
>人間の脳だって細胞1個では思考できるとは思えませんが、集まれば…
それはそうなんですが、ナノマシン(マイクロマシン?)の目的としては情報処理のようなことよりもメカとしての作業をやらせる方が主題だと思うので、「思考」といえるような集団として高度な情報処理が目的なら量子コンピュータとかDNAコンピュータのような別の話になるような気がします。
いや、このサイズだと最初から統合する前提で話を進めた方がいいのかな?
でも高度な処理が可能なネットワークを形成しようとしたら、それなりに密度の高い結合が必要そうですよね。活動中は大きく広がって、考え込むと小さな塊になるという…「ロシュワールド」とか好きでした。
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小林泰三 Re: 海を見る人 2002年06月09日(日)00時41分44秒
URL: http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/
>まきのさん
> この手のハードSFはなんかニーブン以来という感じで、嬉しいですね。以下重箱の隅、、、
ニーブンと比較されるとは光栄の至りです。(^^;)
> そういうわけで、質量放出を起こす限界まで回転させたマクローリン楕円体
> はやたらといろんな不安定モードをもつので、岩が風に吹かれてたりすると
> 段々形がずれるのではないかと、、、年に何度か吹く強風というのが実は人
> 為的に作られたもので平衡形状に戻すようにしているのでしょうか。
あの世界は密度は一様ではありませんが、おそろしく不安定なのは間違いあり
ません。世界を維持するためには絶えず動的な制御が行われています。
#もっとも、あの世界に限らず、僕の描く世界はたいてい不安定ですが。
#たぶん性格が反映されているのでしょう。
> もっと重箱の隅ですが、直径が10倍違う岩が風に同じように同期するのはち
> ょっと流体力学的に無理ではないかと。10m ある岩だと、風速が10m/sあっ
> たとしてもそれくらいに加速されるまでに1時間近くかかって、エピサイク
> ル運動のほうがきいてくるような。
あのシーンは殆ど一定の速度で風が吹いている状態を想定していました。
「ほんのときたま風の強さや向きが変化する時だけ、岩の動きに乱れが生じる」
という部分で説明した気になっていたのですが、確かに奇妙な印象を与えます
ね。書き直せる機会があったら、もう少しわかりやすい表現を工夫して見ます。
ご指摘ありがとうございました。m(_ _)m
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小林泰三 ナノマシンと魔法 2002年06月09日(日)00時39分20秒
URL: http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/
SF では、ナノマシンの群体が一瞬で生命を作り変えたり、脳内の記憶を書
き換えたりするようなシーンがよく登場しますが、そういうことができる理由
として、「ナノマシンだから」というのはおかしいような気がます。
単にナノサイズの部品からできた機械ができることは生物やウィルスにできる
ことを大きく逸脱しそうもないので、魔法を使うときは納得できる理由をでっ
ち上げてもらった方が嬉しいです。個人的な好みですが。
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林 譲治 ナノの謎 2002年06月08日(土)07時14分53秒
いわゆるアセンブラーですけど、こいつが岩や金属を解体して材料にするという描写は多い。しかし、どうやってそれらを解体しているんでしょう?
#量子レベルで分子の結合が切れている世界を観測してしまうとか(^_^;
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いまだ 夜空の星の様なナノマシン 2002年06月08日(土)02時41分34秒
関係ないけど,10nm程度以下のものを光学顕微鏡でみたり,分子一個を
光学顕微鏡でみたりする専門家としてはすておけないので.
よくある誤解なのですが,光学顕微鏡で見えるということと,電子顕微鏡
サイズとは,排反ではありません.
この掲示板関係の話題で言えば,夜空にみえる星のほとんどは,波長限界
(回折限界)以下のものです.同様に,「ナノマシン」でも光学顕微鏡で
みえます.もう結構前の話ですが,1.4nmの金クラスタでも見えましたから,
(もちろん可視光で)たいていのナノマシンは見えていいと思います.
で,結局,生物の喩えで言えば,大きさ,複雑性,自律性などの点で,
階層として,ナノマシンとは,リボソームを構成する個々の生体高分子に
対応するのか,リボソームのような超分子に対応するのか,あるいは,
さらにその集合体であるウイルス・マイコプラズマ・大腸菌のような
ものに対応するのか.最後の場合,ウイルス,マイコプラズマ,原核生物
真核生物のどこで,なにを基準に境界するのかが,よくわからないです.
それから,あまりにあたりまえで忘れられているのかもしれませんが,
ナノマシンのような世界では,熱力学的な概念や,平衡論的な概念は
必ずしも妥当しなくて,統計力学的なゆらぎや,速度論の視点が重要
になってきます.光速付近で,古典力学ではなく相対論効果が効いて
くるみたいなものです.SFのナノマシンの類の描写で,このあたりの
事情が反映されているようなものを,あまり知らないのですが,その
辺りの事情はどうなっているのでしょうか?
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Albireo こちらもアルビレオです 2002年06月08日(土)01時46分20秒
URL: http://member.nifty.ne.jp/Albireo/index.html
>実は他の場所でも間違えられたので、Niftyのアルビデオさんというのがどのような方か気になってきました。
えー、たぶん私のことだと思うのですが、これはたんに林 譲治さんのパンチミスだと思われます。
あ、こちらでは初めてになります。NIFTYのSFフォーラムでアルビレオと名乗っていた者です。どうかお見知り置きを。
「本家アルビレオ」とか名乗るのもイヤな感じなので、こちらでは英字にさせていただきます。
>電子顕微鏡サイズかどうかはともかく、分子サイズの微小な装置にしては能力や自律性を過大に見積もって議論が進んでいる気はします。
私も分子サイズのマシン単独ではそれほど大したことができるとも思えませんが、それが集団になったときの話題だったんじゃないんでしょうか。人間の脳だって細胞1個では思考できるとは思えませんが、集まれば…
ただ、大腸菌サイズのものだったら「マイクロマシン」と呼ぶべきだよなあ…とか思って調べてみたら、連中も幅は数百ナノメートルのようなので、辛うじてナノマシンと呼べないこともないかもしれませんね(サイズで分類するなら)。この大きさなら、けっこう機能を詰め込めるかも。
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アルビレオ ナノ花畑 2002年06月07日(金)21時51分36秒
>林 譲治さん
#Niftyのアルビデオさんですか?
アルビ
レオです。
実は他の場所でも間違えられたので、Niftyのアルビデオさんというのがどのような方か気になってきました。
純粋な好奇心です。腹を立てたとか困ったというわけじゃありません。
まずナノマシンの場合、100個、1000個などという端数では仕事にならないと思います。
私もそう考えています。ただ、
そうなると個々の自律性もさることながら、集団としての自律性も何か仕事をさせるためには必要になると思います。
これについては必ずしも必要だとはいえないと思います。個々のマシンのサイズやエネルギーによる制約や情報伝達のコストを考えると、集団としての自律性をシステムとして用意するよりはセルオートマトンのように個々のマシンは自分の与えられた仕事にのみ専念することで集団として大きな仕事をすることも可能な場合もあります。ある程度の情報は伝達するとしても、その情報の処理は個々のナノマシンが独自に行なっていればそれほど多くの情報をやり取りせずにすみそうです。
ナノマシンを使うことで他の手段よりも優位性があるのは、こういった限定された自律性で大きな仕事をすることが可能な点で、より明確で高度な自律性を持たせたいなら、ナノマシンではなくほかの方法を使えばいいのでは。あるいはあまり自律性を持たず「工具」としての機能のみのナノマシン。
>ガ さん
>ナノマシンが集団になることを防げば
この「集団」てのは物理的な集団のように聞こえるけど、問題なのは情報でつながった集団じゃないかなー。それを防ぐ方法なんてあるかな?( 物理的に集合しないと大したことはできないかも知れんが、情報連絡で用意しといて一斉に集合するという手もある。)
あ、物理的な集団ではなくデータリンクの集団という意味で使ってます。だからどんなに数が多くなろうが組織として協調できるメンバーが大きくなければ大丈夫と。
う、前半と言ってる事が矛盾してますね。
「集団としての自律性」に疑問をもった状態で、それが存在した場合の対処法として「集会禁止条例」を考えていたのでまとまりがありません。
関係ないけど、光学顕微鏡で見える物を「ナノマシン」と言うのは、言葉が間違ってる!
電子顕微鏡サイズでなきゃ。(「専門家」が言葉を勝手に歪めて使うのはやだね。)
電子顕微鏡サイズかどうかはともかく、分子サイズの微小な装置にしては能力や自律性を過大に見積もって議論が進んでいる気はします。
そういうのが「SF的」だと言ってしまえばそれもありだとは思いますが。
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ガ すべて振動 2002年06月07日(金)16時33分19秒
光が電磁場の振動で、熱が(普通は)分子の振動てことは常識だったが、嗅覚は何の振動?
と、しばらく分からなかったけど、以前読んだ何か(物理学会誌か日経サイエンスか?)で単位膜(脂質二重膜)の振動とか書いてあったのを思い出した。
それを使って嗅覚センサを作ったとか書いてあったんだが、まだ何が振動してるのか良く思い出せない。
実際に膜が動く振動だったのか電気化学的な振動だったのか?
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今石 ナノマシンの感覚器 2002年06月07日(金)15時03分39秒
>|光も熱も嗅覚もすべて振動によって捉えられるんでは ないでしょうか?
>
> うっ、そうなのかな。いますこし詳しい解説を希望します>今石さん。熱と光が>振動になるとして、どうやって区別するんでしょう? また、振動で自分も一緒に>なって揺れて、検出できなくなったりしないのでしょうか?
たとえば水分子って特定の波長で振動して熱をだす訳ですから
人間の耳の蝸牛のような器官の中で分子が振動するのは検知で
きるので特定の電磁波に対する感覚器ってのは出来そうな気が
したわけです。
感覚器の中の検知体(?)と自分の固有振動数が違えば自分が揺
れることはないでしょう。
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野尻抱介 2002年06月07日(金)14時39分45秒
うっ、話題がナノテクホワイトボードとパラレルになってしまったのであちらに誘導しようと思いつつタイミングを逸してしまった。まあいいか。SF系で話をまとめてから(まとまればの話ですが)専門家に話を持っていく手かな?
SFにおけるナノマシンのイメージは、きくちさんに賛成一票です。ドレクスラー・タイプですね。林さんがおっしゃるように抵抗がありますが、そもそもこの話題はSFのナノマシンを批判する文脈ですから。
ナデシコのミミズみたいなやつは、より細かいマシンの複合体でしょう。でないと知らないうちに人体に作用したりできなくなる。SF的ナノマシンに含まれると思います。
『太陽の簒奪者』のアレも含まれるでしょう。ドレクスラーのより多少、制約のあるふりをしていますが、エネルギー源も疑問だしあんな高温の環境で動くかどうか。ドレクスラー・タイプが形を保っていられるのは絶対零度近い環境では。
ES細胞といえば、植物って全身これES細胞みたいなもので、不思議なもんだと思いませんか? 挿し木で殖えるなんて、自然界にあるんだろうか、とか。そういう疑問に答えてくれる、おすすめの本に
『植物のこころ』(塚谷 裕一、岩波書店)があります。近年の科学書の中では名著といってもいいのではないでしょうか。つい「生物=動物」という思い込みにとらわれがちな我々の眼からウロコを落としてくれること請け合いです。
|光も熱も嗅覚もすべて振動によって捉えられるんでは ないでしょうか?
うっ、そうなのかな。いますこし詳しい解説を希望します>今石さん。熱と光が振動になるとして、どうやって区別するんでしょう? また、振動で自分も一緒になって揺れて、検出できなくなったりしないのでしょうか?
>
ローカルリフレッシュコンベンション
猫耳90式戦車持って今夜から夜走りして現地に向かいます。戦車がちゃんと動いてくれるといいんですけど。菊池さんの改造テルミンを批判した手前。
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林 譲治 ナノマシンなの!? 2002年06月07日(金)14時06分38秒
菊池さんのおっしゃるように、なにがなのなの?という部分をはっきりさせないと議論がかみ合いませんよね。とはいえ定義は簡単じゃないですよね。何がスーパーコンピュータか?というような話なら、それは実在しますから定義もある程度簡単だとはおもいますが、何しろまだ実物の存在しない物ですからね。ちなみに私は大腸菌ほどの大きさで細胞程度の機能を持った物を漠然と想定しておりますが、これだけでは定義とは到底呼べませんね。
とはいえドレクスラーのナノマシンを原点に据えるのは、その能力が飛びすぎているのでちょっと抵抗がありますね。
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こなみ どんなのがナノなの? 2002年06月07日(金)12時40分37秒
>"ナノマシンとはドレクスラータイプのもののことだ"とせよ。
うーむ、ドレクスラータイプのナノマシンってのは、
原子レベルで組み立てた分子機械のことだという程度にしかわからないの
だけど。きくちさんの限定でもって、何が排除されるのかを知りたいのですが、
そのへんどうなんでしょ?野尻さんの小説に出てくるような、
プログラマブルなES 細胞みたいなのはやっぱし排除されるんでしょ
うか (^^;
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きくち ナノマシンなの? 2002年06月07日(金)11時58分01秒
んー、だから、みんな勝手に自分の考えるナノマシンの話をしてもかみあわないっす。
僕の意見は
ドレクスラーに敬意を払って、"ナノマシンとはドレクスラータイプのもののことだ"
とせよ。ほかのものには別の名前をつけよ。少なくともSFでは。
ってことですけどね。賛成してもらわなくてもいいけど。
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ガ 情報処理集団ナノ 2002年06月07日(金)10時21分09秒
>問題をある程度の大きさのグループに分割
>「情報の中継」コストは無視できるようなものでない
脳をナノマシンの集合体だと思えば、分子が組合わさったリボソームやイオン・チャンネルなどが個々のナノマシンで、それが脳細胞というグループになり、脳細胞が中継接続されて脳を構成する。てことになりますね。 でも脳の場合、機能としての情報処理の大部分は「情報の中継」でやってるように思えるけど。
(「機能」じゃない自己維持用の細胞内情報処理の方が大きいだろうが・・)
>ナノマシンが集団になることを防げば
この「集団」てのは物理的な集団のように聞こえるけど、問題なのは情報でつながった集団じゃないかなー。それを防ぐ方法なんてあるかな?( 物理的に集合しないと大したことはできないかも知れんが、情報連絡で用意しといて一斉に集合するという手もある。)
関係ないけど、光学顕微鏡で見える物を「ナノマシン」と言うのは、言葉が間違ってる!
電子顕微鏡サイズでなきゃ。(「専門家」が言葉を勝手に歪めて使うのはやだね。)
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いまだ バイオナノテク 2002年06月07日(金)10時14分54秒
ナノテクとかいう単語は,予算関係ではよく利用してはいるのですが...
実は,SFの類ででてくるナノマシンってよくわからないです.一応,私は
ナノバイオロジーとかいう分野に関係しているはずなんですが...
なので,全然はずれてるかもしれませんが,林さんが書いておられるような
制御系も含めて,認識・記憶・制御・集団・階層性・自己変革といった辺り
を実現している系としては,免疫系というシステムが存在していて,その
機構の詳細がかなり細かく調べられていますので,もしかしたら参考になる
かもしれません.ただ,免疫系の細胞一つが一つのナノマシンになるのだ
という言い方が受け入れられるのか判りません.ナノマシンというのが,
ナノメートルスケールの要素部品の集合体である自律制御型ロボットなの
か,ナノメートルスケールの大きさの自律制御型ロボットなのかが,よく
理解できていません.
#そうそう.免疫システムは,暴走して制御不能にもなれば,癌化も
#しますね.
でも,ナノメートルスケールって,100nm 立方でも原子10^9個程度しか
入らないですよね... 蛋白質のアナロジーで考えると,原子数で10^4 程度
大きさで数nmというのが機能素子の単位となるので,部品点数として10^5 程度.
現存の生物では,ウイルスにしてはかなり大型で,天然痘ウイルスなんかが,
このくらいの大きさ.
ところで,ナデシコのナノマシンって,肉眼的な大きさだったような気が
するんですが,あれは私の見間違い? 確か,火星のシーンで,手にとった
土の中で,白いミミズの様にのたくっていたような... その一方で,
艦長さんの身体を好き勝手に改造してたりするんだから,あのミミズは
ナノマシンの集合体? それとも,回虫みたいなものだったのかしら.
(さすがにもうネタバレにならないですよね.もしネタバレになるん
だったら,ごめんなさいです)
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林 譲治 ナノマシンの情報の流れ 2002年06月07日(金)08時33分15秒
|分を握ってしまえば、多少コントロールできない少数派が存在 しても大きな脅威には
|なりえないような気がします。
アルビデオさま
#Niftyのアルビデオさんですか?
まずナノマシンの場合、100個、1000個などという端数では仕事にならないと思います。細菌レベルの大きさと仮定しても何かさせるには億単位の数が必要になりそうです。そうなると個々の自律性もさることながら、集団としての自律性も何か仕事をさせるためには必要になると思います。
100億の集団の中で、個々のモジュールの上限を1万個とすると、そのモジュールを100万個管理する必要がある。クラスターの上限を設定するとしても、その集団の数は億のレベルになる。そう考えると、ナノマシン間の情報伝達手段こそがネックになりそうですね。従来のネットワークの考え方とは別の手段が必要となるか。
たとえばグラム陰性桿菌が薬剤耐性を伝達するのはプラスミドの交換によるそうですが、何等かの形で情報を与えられたら、そのナノマシンはその情報に対して自分の機能を変える。そして別の命令を記した物質を出す。その物質に触れるとナノマシンは別の機能を持つ。ある機能のナノマシンが増大しても、それを改変する命令物質も増えるので、ナノマシンの系は全体で安定する……みたいな方法で制御するのかな。
しかし、命令物質を環境の変化と置き換えると、この方法は醸造とかわらないな。
ナノマシンの情報量ですが、量子論的な方法を用いるのでなければ、エネルギーがネックになるでしょう。しかも、単位質量当たりのエネルギー量をむやみと高くはできない。暴走した場合、大量の熱が放出される可能性がありますし、エネルギー密度の高いナノマシンって、見方を変えれば爆薬と大差ない(^_^;
個々のナノマシンが保持できる情報量にエネルギー的な限界があるとするならば、集団で、しかも億単位の集団で合理的に保持する方法が必要になりますね。不良品がでることを考えると、ナノマシンって自己複製させちゃ駄目なのかな。
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アルビレオ ナノマシンクラスタ 2002年06月07日(金)05時33分37秒
>ガ さん
ところで、ナノマシンの大きさと処理できる情報量の限界てのは、一個のナノマシンのことなのかな?
集合だったら限界はないし、一個でもエネルギーに限度がなければ、やっぱり限界はない。
時間やエネルギーを無視して考えれば限界は無いといえるかもしれませんが現実にはそうもいきません。
情報処理に限定すれば比較的近いモデルと思われるクラスタ型コンピュータでも、台数が増えると相互にやり取りするデータの量も増えてしまいます。そのため、ある問題を処理するのに必要な台数はあるところでピークを迎え、それ以上台数を増やしても処理能力の増える量よりも通信のコストの増大の方が大きくなってトータルの性能は低下してしまいます。
地球シミュレータのような巨大なクラスタマシンでは問題をある程度の大きさのグループに分割して、情報の交換はできるだけグループ内だけで済ませるように工夫しています。この「グループ分け」作業は、ほとんど人間が行ないます。分野によってはある程度自動化されているものもありますが、現状では人間がやった場合よりもかなり効率が落ちます。
例えとしては乱暴ですが、ルータやネットワークスイッチが結構な電力を消費することからも「情報の中継」コストは無視できるようなものでないことは想像できると思います。
>ナノテク三原則
ちょっと気になったのは個々のナノマシンの自律性をそのままナノマシンの「集団」の自律性に安易に拡大解釈しているような気がすることです。
個々のナノマシンが与えられた情報を元に自分の役割を判断することは現状の延長でそれなりに可能でしょう。しかしそれらが集まった集団が自律性を持つ、言ってみれば意思決定を行なうためにはそのための命令系統のようなものを持つ必要があるのではないでしょうか。意思決定ができなければ、どんなに数の上での潜在能力を持っていてもそれは単なる烏合の衆に過ぎないと思います。
#平等を目指す共産主義も大きな成果を生むためにはリーダーを必要としたということかな?
そう考えれば個々のナノマシンを全て厳重に管理する必要は無く、命令系統に当たる部分を握ってしまえば、多少コントロールできない少数派が存在しても大きな脅威にはなりえないような気がします。
例えば100億個のナノマシンが存在していたとしても、ひとつの「集団」として行動することができるのは1万個を上限に設定し、それ以上集団を拡大しようとすると「ライセンス違反です」とはじかれてしまうと。完璧だとはいいませんが、偶発的な暴走はほとんど防げると思います。
野尻さんの言われる
「ナノマシンは許可なく集会を開いてはならない」とか?
てことですね。
突然変異か意図的な行為によってこれらの制限を突破しようとする「癌細胞」が他の善良なナノマシンを配下にするためには「このグループは1万個以下だよ。憲法には違反していないよ」と騙しつづける必要があるのでかなり困難。乗っ取るためには善良な市民のふりをして気づかれないように数を増やし、あるきっかけで突然行動を開始するとか。
癌細胞が増殖して他のナノマシンを圧倒するのを防ぐにはどうしたらいいんでしょうかね。やはり大きな集団を作れないようにチェックする機能を回避できない仕組みを作るしかないのか。(アシモフは「絶対無理」で済ませてるように見えますが)
まあ「ナノマシンの集団に対する潜在的な脅威」というのは裏を返せば「ナノマシンが集団になることを防げば大きな脅威にはならない」ってことです。
ナノマシンの中に入り込んでナノマシンの性質を改変する、さらに小さな「ナノウィルス」はありかなあ。
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今石 2002年06月07日(金)03時53分06秒
光も熱も嗅覚もすべて振動によって捉えられるんでは
ないでしょうか?
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まきの 時計のなかのレンズ 2002年06月07日(金)01時44分04秒
この手のハードSFはなんかニーブン以来という感じで、嬉しいですね。
以下重箱の隅、、、
密度一様だとすればマクローリン楕円体ですね。チャンドラセカールの本か江
里口さんの論文のどれかをみれば形はのってるかな。このへんの話は江里口さ
んが20年くらい前に剛体回転で密度一様な自己重力回転体について絨毯爆撃的
な仕事をやってて、いろいろ新しい平衡形状を見つけています。マクローリン楕円
体、ヤコビ楕円体のほか、「三角おむすび」「座布団」「アンモナイト」等々。
そういうわけで、質量放出を起こす限界まで回転させたマクローリン楕円体は
やたらといろんな不安定モードをもつので、岩が風に吹かれてたりすると段々
形がずれるのではないかと、、、年に何度か吹く強風というのが実は人為的に
作られたもので平衡形状に戻すようにしているのでしょうか。
もっと重箱の隅ですが、直径が10倍違う岩が風に同じように同期するのはちょっ
と流体力学的に無理ではないかと。10m ある岩だと、風速が10m/sあったとして
もそれくらいに加速されるまでに1時間近くかかって、エピサイクル運動のほ
うがきいてくるような。
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野尻抱介 2002年06月06日(木)15時10分43秒
>ナノテク三原則
SFでありがちなのは、その万能性だと思います。生物の体液の中みたいな誂えた環境ではなく、あらゆる場所でガンガン自己増殖して大仕事をやってしまう。熱やエネルギー収支、材料調達の問題が無視されているような。『無限アセンブラ』とか、あのへんの。
それだけ万能でありながら、設計通りに動いているのも、フランケンシュタイン症候群とは別の意味でちょっと疑問なんですが。
保持できる情報量は結構いけるんではないかしら。抜け道として原子一個でも電子殻の量子状態を利用してかなり詰め込める、という話を聞いたことがあります。(ヨタ注意)
反面、一個のナノマシンの感覚器官にはかなり制約がある。可視光の波長が500ナノだとすると、甘くみても直径5000ナノぐらいのレンズが必要になるので、視覚は無理でしょう。それが生物の細胞みたいなものだとすると、使えるのは「嗅覚」ぐらいではないでしょうか。
SF的ナノテクで一番怖いのは癌化して際限なく自己増殖することですよね。
三原則という「法律」を考える以上、その主体を定義する問題に直面する。人間の細胞をナノマシンと考えた場合、法律を適用するのはどのレベルからか。60兆だかの細胞が集まって人格を形成したとき初めて適用されるのが法なのに、細胞・ナノマシンのレベルでどうせよというのか。「ナノマシンは許可なく集会を開いてはならない」とか?
>宇宙用部品製造中止
どうもこの方面の話題になると、秋山さんの問題提起は、いま自分が関わっているプロジェクトをつぶしたくないというエゴと、大局的な道筋を見極めたいという気持ちがないまぜになっているような気がするんですが、邪推でしょうか。
各地の議論を見て思ったのは、そういうジレンマに立たされている人たちの間だけで議論するのはうまくないかなあ、ということです。インサイダーの意見はきわめて重要だけど、それがどの立場で語られ、どこまで正鵠を射ているかは自分で見極めるしかない。それが宇宙開発に取材してきた私の信念です。
私としては、これは10年も前から言われていたことで、企業が撤退するのは当然の成り行きだと思いました。
正しい道筋は、ほれ、
《ふじ》提案書に全部書いてあるじゃんか、と言いたいのですが、これは我田引水になりましょうか。私も業界に片足突っ込んでいるので、いろいろエゴが絡んできていけません(^^;。
あと、ISSを人工衛星の組み立て・検査・軌道投入基地にせよという提案もロケガ短編で書きました。低軌道の曝露環境では検査に限界があるとか、いろいろ問題もありましょうが、地上では莫大なコストがかかること・部品が小型軽量なことを考えると、これを有人ステーションでやるのは有効だと思うんですが。また、これから民生品を大々的に利用するなら、それぐらいしなきゃいかんのではないかと。
#あんまり調子に乗って語ると、また関係方面の反発を買いそうなので、自粛したほうがいいかなあ。
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きくち ナノテクというか、ナノマシン 2002年06月06日(木)14時57分33秒
ナノテクという言葉は、もう消費しつくされたので、原意不明になりつつあり、
人によって捉えかたが違うのはしょうがないかも。
SF的には、やはりドレクスラー・タイプのナノマシンについて話していると
思いたいですね。アセンブラーね。
その先には、驚異のプランク・マシンがあるのよ(^^
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きくち 鋭い質問 2002年06月06日(木)14時54分27秒
や、小林さんの理解力は、ほんに恐ろしいです。
おいらも去年のSF大会でびびりました。
本はゆっくり読んでおりますう。
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こなみ 読みました 2002年06月06日(木)12時58分25秒
ゆうべ、家に帰ったら食卓の上にジュンク堂のカバーのついた『太陽の簒奪者』が。かみさんが買ってきてくれたらしい。もちろんすぐに読みました。ほんとにすばらしい。個々の内容の談義もこれから楽しみです。この時期、いい本に感謝。
奥付を見たら、5月15日の第二版ということで、順調に売れているようですね。中学生や高校生がたくさん読んでくれるといいなあ。
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秋山演亮 霞を喰えと? 2002年06月06日(木)12時35分53秒
MEF他のメーリングリストでも
この話題を展開しているのですが、是非こちらの皆様の御意見もお聞きしたく書き込みました。
残念なことに私の会社は宇宙開発産業に参加してお金を貰うには至っておりませんが、しかし宇宙研やNASDAのミッションに参加していて思うことは、”メーカーの人、やりたくないだろうなぁ”と言うことです。
これは宇宙研批判・NASDA批判ではなくて、宇宙研の人、NASDAの人は獲得できた予算で、出来る限りのことをやろうとされているだけです。ただ、そのコスト計算を見てみると、採算合わないよ、これじゃ、となってしまうわけです。
MEFなんかはボランティアベースで物事を進めがちで、私もその責任の一端をになっているわけですが、やっててふと思うことがあります。すなわち、”このボランタリーベースの仕事を発注できたら、それで何人の人を喰わせられるのだろうか?この、ボランティア依頼というのはそれを仕事にしている人へのダンピング攻勢?”と感じることが無いわけでもありません。
お金がないからボランティアを募って宣伝活動をして、理解を深めて予算を取ってこようと考えているわけですが、それがうまく行けば行くほど、”予算無しでそれだけ出来るんだったら、別に予算つける必要ないでしょ”と見られてしまっているのではないか、と思うのです。これってすごい悪循環;
今回、メーカが”んじゃやめやめ”っと反旗を翻したのは、そう言う観点を思い起こさせるという点では良いことだと思うんですが、探査や開発に実際に係わる観点から考えてみると。。。非常に大きなマイナスです;マイナスというか、そもそも探査や開発が出来無くなっちゃうんじゃないかという気もします。これまでだってDSNを使わせて貰うとか、回収カプセルの着陸地点を使わせて貰うとか、外国というかNASAに頭を下げなければ成らない場合にはそれをネタにきっちり取引をされてきているのに、今後宇宙部品を購入する必要が出てくれば、それを武器にすべてのミッションがNASAミッション扱いされてしまいかねないと危惧しています。(これは杞憂ではなくて、JPLローバがMUSES-Cに載ることになっていたときのNASAのMUSES-Cの扱いを見ればわかっていただけたかと思います)
結局、
メーカーに十分に発注できるだけの需要を作り出す必要がある→(この間色々な飛躍がありますが)→”ふじ”のような有人打ち上げシステムを日本が持つ
という事になるのかも知れませんが、私はちょっとこの問題から結論に至までの具体的な道筋とかロジックが、まだどうしても見えてきません。
このあたりのビジョンや、あるいはそれを明らかにするためには何をすればよいのかとか、そう言うことが知りたいと思う今日この頃です。
何かコメント等いただけると嬉しいです。
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青江 ナノテクの区別 2002年06月06日(木)12時20分45秒
ちょっと考えてみたんですが、
ナノテクとバイオの区別って如何違うのって気がしてきたんですけど・・・・
色々言葉を変えているけど、結局、昔から有る微生物利用の醸造業って気がしてなりません。
最新の物理学が、宗教の言ってるのと区別付かないような、感じがすると聞いたのは、何年前でしょうか?
結局は、黴や細菌利用が、ウイルス利用のバイオなどに進んでいるのと如何違うのでしょう?
そして、ナノテクの兵器とバイオ兵器の違いは?
ネット社会に発生したコンピュータウイルスが、ナノテクに発生する場合、サイバーテロとバイオテロの違いさえもあいまいになっちゃうのでは?
ソンナコンナで、訳分かりませんが・・・
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ガ ナノテク症候群 2002年06月06日(木)10時42分54秒
ナノテクに対するフランケンシュタイン症候群なんてあったんか。
「なでしこ」には、そのケもなかったし、「アームズ」は、そもそも地球外無機生命体だし・・あら、マンガ・アニメ以外にSFで読んだのないぞ。「ふわふわ」は宇宙人だし、「ブラッド・ミュージック」はバイオとしか思えんし、でかすぎる。「なにもかもナノテクと呼ばれている状態」なんて気が付かなかったなー。たんぱく分子をナノマシンと思えば、人間自身もナノテクに含まれちゃうじゃないか。
ところで、ナノマシンの大きさと処理できる情報量の限界てのは、一個のナノマシンのことなのかな?
集合だったら限界はないし、一個でもエネルギーに限度がなければ、やっぱり限界はない。
化学エネルギーに限定するなら、DNAの塩基種類を増やした物くらいが限界じゃないかな。
関係ないけど、田村ゆかり一人でやってる番組を聞いてたら、かないみかネタをちょっと言ってた。
かないみかさんが共演者に何をするか知ってる人には分かるだろうが、関係ない所では書けないけどね。
(ちょっと、さぐりを入れてみないと)
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いろもの物理学者 Re:海を見る人 2002年06月06日(木)08時33分35秒
URL: http://homepage3.nifty.com/iromono/
わたしゃ、SF大会でやった「ハードSFのネタ教えます」で、飛び入りで参加してきてその場で聞いた話にびしばしと鋭い質問を投げかけてきた小林泰三なる人物の方がよっぽど恐ろしい。いやマジであの時は「この人もしかしてその筋の人か?」とびびりましたで。今も「海を見る人」とか読みながら「そ、そうくるかぁ。やられたなぁ」と怖れをいだきまくってますが。
あのページはまさに「勝手に科学解説」なので適当なことやでたらめなことも書くと思いますが(^^;)、「おお、物理学者風情が遊んどるのお」と、おおらかな心で読んでくださいまし。
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野田篤司 Re 海を見る人 2002年06月06日(木)06時56分40秒
>あの作品がお好みとは、野田さんにしては、やや意外な感じですが、そう思うの
>は僕だけでしょうか?(^^)
そうですか?
ちなみに、筑○宇×センターで、ホストネームが alice と言えば私のPCです。
また、私の家のLANも、aliceの他、王様、芋虫、猫(ダイナ)、ウサギの名前が使ってあります。女王はいずれ導入するサーバー用に取ってありますし、ヘルプシステムはチェシャの予定です。
時々、狐が迷い込むますが・・・・
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小林泰三 海を見る人 2002年06月06日(木)01時14分41秒
URL: http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/
>野田さん
> 「十年来元気がないと言われ続けた、このジャンルの復調を印象づける」と・・
本当に元気がなかったのか? というのは置いておいて、ようやく世間もその
気になってきたようで、嬉しいですね。
> 短編集なので、どの作品が特に気に入ったかと言うと、19世紀の英国文学に関係ある奴ですね、やっぱり。
お読みいただき、ありがとうございます。
あの作品がお好みとは、野田さんにしては、やや意外な感じですが、そう思うの
は僕だけでしょうか?(^^)
>野尻さん
爆笑していただいたとは、光栄です。
僕もいろもの物理学者さんの「
勝手に科学解説」読みました。5年前に書いた
ネタ帳にほぼ同じグラフが挟んであります。あれだけの描写で世界を解いてし
まうとは、物理学者とは本当に恐ろしいものです。
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林 譲治 ナノテク三原則 2002年06月05日(水)22時17分11秒
とりあえずロボット三原則を手がかりとして考えてみる。
まずナノマシンの場合、保持できる情報量はロボットより圧倒的に少ないはずですし、外界の認識も決定的に違う。ロボットなら――SFなどでは――人間を観ればそれを人間と認識してくれる。
しかし、ナノマシンのレベルで認識できる外界は人間のそれとは著しく異なるから、人間の認識はもっと即物的にHLAか何かで識別するような形にならざるを得ないでしょうね。だから基本的にナノマシンには人間という存在は理解できそうにない。ロボットなら期待できるだろう暗黙知はナノマシンには期待できない。
だからロボット三原則ではロボットが人間を認識することが前提となってますが、ナノマシンの三原則では人間の側がナノマシンを認識する過程が必要になるかもしれない。
ロボット三原則は、安全・丈夫・使いやすいと家電の三原則という意見がありますが、ナノマシン三原則はそのレベルまで突き詰めると製造物責任の原則になるかもしれませんね。
一つ思いついたものとしては、ナノマシンの条件として、ナノマシンは少なくとも人間の免疫系によって処分されなければならないというのはあるかもしれない。ナノマシンは人間の液性免疫か細胞性免疫によって体内から排除される材料・大きさ・増殖力であるわけです。またこれに関連してナノマシンはある数以上の集合体やクラスターを作ってはいけないという物も必要かも。
これはナノマシンによる日和見感染の予防でもありますし、ナノマシンの情報処理にある程度の縛りを入れるという効果も期待できるかも知れない。
#そもそも理論的にナノマシンの大きさと処理できる情報量の限界にはどういう関係があるんだろう。
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野尻抱介 ナノテク三原則 2002年06月05日(水)16時59分13秒
はりがやさん、どうもです。
補足しますと、産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門の掲示板
ナノテク・ホワイトボードで水谷亘さんという方が、SFにおけるナノテクが、ロボットにおけるフランケンシュタイン症候群のような形で扱われがちなことを指摘しておられます。確かにそうだと思いました。
水谷さんが言われるように、ナノテクの三原則というのを考案できないものかと思いました。ロボット工学三原則がそうだったように、ナノテク描写のリアリティを高め、SFのネタを拡大再生産できる三原則があれば、少なくともSF界には広く貢献すると思うのですが(^^)。
曲者なのは、SFのナノマシンは遺伝子さながらに転写ミスからプログラムを書き換え、進化する場合が多いこと。ただルールを組み込むだけではだめで、完全にコントロールするためには、進化の仕組みそのものをなんとかする必要があるかもしれません。
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はりがや 「ナノテク白板」 2002年06月05日(水)16時18分54秒
URL: http://staff.aist.go.jp/w.mizutani/bbs.html
野尻さん,「ナノテク白板」でお見かけしました.
専門的な掲示板とはいえ,管理者の水谷さん,
読書趣味を片鱗にただよわせていますね...
http://staff.aist.go.jp/w.mizutani/bbs.html
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ようこ〜 オペラ 2002年06月05日(水)09時35分40秒
URL: http://homepage2.nifty.com/YOKO/
こんにちは v(^o^)v
オペラ まだ あんまり良くないですかね〜〜?
オペラにしたら 音が良くなった という人がいるので へ〜 そうかな? と 思って 考え始めた所なんですが。。。
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アルビレオ ロボット飛行機 2002年06月05日(水)06時10分04秒
AIBOのSDKが公開されました。これだけたくさんセンサーがあれば、楽しい遊び方を考えつく人も出てきそうですね。
AIBOを持っているわけではないのに遊び方を考えていると、あらぬ方向に思考が飛んでしまいました。
「自律制御の模型飛行機は面白いかなあ」と。
速度を落とし、制御を簡単にするためにゴム動力or滑空
体育館のような屋内で飛ばす
複数のチェックポイントを通過しゴールへ向かう
チェックポイントを順番に通過さえすれば途中の経路は自由。経路の最適化も工夫のしどころ
フィールドに位置取得のためのビーコンを複数設置
やっぱりタイムトライアル?
要はマイクロマウスの飛行機版です。屋内専用にするのは軽量&低コスト&安全性あたりが主な理由です。
すでにそういう遊び方をしている人がいても不思議はないですけどね。
>taka-bさん
>うちの場合、ウィンドウを開け閉めしている内にリソースが足りなくなる症状(?)だったので、メモリの最適化ソフトを入れたら、改善しました。
アドバイスありがとうございます。
win9xの場合、システムリソースはswapされないのでメモリ最適化ソフトは直接の解決策にはならないような気がしますが…一応入れてみてからは落ちていません。もともと頻度は高くなかったので改善されたのかよくわかりませんが。
>野尻さん
>設定も表示メニューもいじれず、一時は途方に暮れました。
MDIモードで使っているのでポップアップウィンドウで困ったことはないですが、操作を間違えた拍子にフルスクリーンモードになってしまい、メニューが表示されずに途方に暮れたことはあります。これも右クリックメニューで元に戻せますが。
>ただ現状のアンプも、無入力のときかなり明瞭なハム音がする代物でして。
D/A変換を行なうサウンドボードがPC内部というノイズの宝庫のような場所にある以上、ノイズの解消は困難な気がします。無音時にハム音が聞こえないものは入力が一定レベル以下だとアンプがOFFになっているだけかも。
サウンドをデジタル出力するとなると、USBオーディオスピーカーを使うか、サウンドボードのデジタル出力→デジタル入力付きアンプぐらいですかね。前者はCPUの負荷が心配だし、後者はコストが高すぎる。
野尻さんは過去にゲームデザイナーも経験していらっしゃるんですね。私は30過ぎてまだゲームプログラマ続けてます。
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モりやま Day CONTACT 4 in Tokyo 2002年06月05日(水)03時57分35秒
が
六月二日に行われまして。
なにやら初心者向けとのことでしたので参加させてもらってきました。
ある恒星系に向かって5光年離れた別の恒星系(の方向)から
移動中の知的存在(Bチーム)と
その恒星系にすでに居る知的存在(Aチーム)がお互いの存在に気がついた。
という初期状態から始めて、「私達は何者?」「目的は?」をみんなで考えるところからコンタクトまでを7時間でやってしまうという
かなりのハードスケジュールだったんですが、ちゃんとコンタクトできたし、初心者の私にも大変楽しめた内容でした。
“ちゃんと”といっても、通信中も直接コンタクト中もお互いの言ってる事は完璧にすれ違いまくりで、
「コンタクトは成功したけどがコミュニケーションは成り立っていない」という意見が・・・(^^;
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野尻抱介 「海を見る人」とか 2002年06月05日(水)01時25分30秒
>
『海を見る人』
そうそう、申し遅れましたが、私からも文句なしにおすすめのハードSF短編集です。書き下ろしの『キャッシュ』は、人工冬眠の意外なナニのくだりで爆笑してしまいました。
いろもの書評の
勝手に科学解説・(ネタバレ注意)小林泰三「海を見る人」も要チェックです。
『時計の中のレンズ』の等ポテンシャル面は、細かく計算したわけではありませんが、紙に描いたことが。短編といえども科学のメスで解剖すると何倍にも楽しめるのが小林SFの醍醐味です。
>訂正
平城京ライトプレーン競技大会の参加者は3〜40人、と先に書きましたが、ランチャーズ掲示板のレポートによると70人だそうです。
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野尻抱介 2002年06月04日(火)22時11分06秒
サッカーってろくにルールも知りませんが、日本対ベルギー戦は結構もりあがってしまいました。あれをロボットで互角にやらせるなんて、浅田先生も吹いたなー。
>パソコンの音響
やっぱりスピーカーですかねえ。音質の大半はスピーカーで決まるといいますし。
ただ現状のアンプも、無入力のときかなり明瞭なハム音がする代物でして。
パソコンのまわりは狭いので、12cmくらいのフルレンジ・スピーカーでやれないかとも思いますが。
オーディオの評価が数値化できないならそれはいいとして、カリスマ評論家に勝手に語らせずに、きっちり二重盲検すればいいのに、と思います。そうしていればスピーカー・ケーブルの被覆材の色で音色が変わるなんてトンデモは出てこないはず。
>Opera
クロック競争の話にもからみますが、これから5年くらいソフトもハードも機能を増やすのはやめてバグ取りだけに専念してくれ、と思うことが多い今日この頃です。
Operaは6.03に更新して多少安定しましたが、まだハングします。ブックマークのフォルダ内を一気に開いたりすると、かなり高率で。
コピーのテキスト途切れはなくなったようで、最も致命的なバグはこれで解消しました。かろうじて実用品になった気がします。
勘弁してほしいと思ったのは、「前回終了時の場所から続行する」設定で、ポップアップ・ウインドウを最後に閉じると、次にoperaを起動したときも同じ状態になること。設定も表示メニューもいじれず、一時は途方に暮れました。右クリック「別ウインドウで開く」で脱出できましたが。ポップアップは普段禁止してありますが、許可せざるを得ない状況もありまして。
>大宮たんぼ
場所についてはランチャーズ掲示板の
ここにちょっと説明がありました。
ただ、大宮たんぼは水が入ったので9月まで使わないんじゃなかったかな。それまではあちこち彷徨うとか。
近いイベントとしてはランチャーズの合宿でしょうか。私も合宿に誘われたくらいですから、メールで問い合わせれば参加できると思います。
>ギャラクシーエンジェル日記
・“Z”DVD限定版エンジェル缶つき
そうよ、結構な原稿料を頂戴して人様に読ませる文章を書く以上、これくらいは買ってみなければなるまい――と理屈を立てて購入に踏み切りました。
スペシャルDVDはなかなか貴重な研究材料になりますが、エンジェル隊ライブはさすがにつらくて、スキップしました。主力三人の歌が下手すぎていけません。あいかわらず新谷は天然バスガイド調、田村は下手なアイドル歌手調、沢城は歌詞に合わせて表情をつくるなど、俳優としての才能はみられるものの、やはり歌唱力がない。とはいえ新谷・田村が持つ特有のイヤ味は、使いようによってはプラスになるかも。
付録の目玉、パンチング・ノーマッドは底に砂袋が入っていて、空気で膨らませると起きあがりこぼしになります。しかしぱんぱんに膨らませると設定資料のコメント「少しヨレた感じで作画おねがいします」から外れるので、エアを8割程度にとどめるといい感じになります。銃創をつけたり、ウェザリングをほどこすとモアベターでしょう。
・さらに、なにかと不評のCD『ギャラクシーエンジェルでファイト!』も買いました。
全13話のドラマは、一本の長編。それなりに聴かせる場面もあるものの、すべて地上で終始して、いつもの「宇宙○○」ガジェットがないのが寂しい。歌も一曲しかないし。やはりGAのCDは一話完結の後腐れなしでドラマと歌が交互に入るバラエティ形式のほうがよいです。
・『GO!』のミント独演会
内容をちょっと説明しますと、ミントが秘密の部屋にこもってぬいぐるみ相手に同僚の悪口を吐きまくるというもの。この悪口がもうスピーカーから唾が飛んできそうなくらい鬼気迫るもので、
「ミルフィーユさんたら私のこと、子供みたいだなんて言うんですのよ! そりゃ確かに背は低いし――」と延々やったあと、がらりと豹変してぬいぐるみにすりすりしながら「ああっ、この感触、癒されますわあ……」みたいな。沢城ファンはマストバイでしょう。
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野田篤司 今日の読売新聞の夕刊に 2002年06月04日(火)19時10分34秒
「19年ぶり名門SF叢書」と題して、ハヤカワSFシリーズJコレクション刊行の紹介が記事として載っています。
「十年来元気がないと言われ続けた、このジャンルの復調を印象づける」と・・
もちろん、野尻さんの「太陽の簒奪者」も写真入りで出ています。
また、小林泰三さんの「海を見る人」もです。
私は、この二冊とも読了しているのですが、傑作です。
「太陽の簒奪者」は、短編の時にさんざ誉めたので、それ以上は言及しませんが(それでも書き直しした処が非常に良くなっていることだけは付け加えておきます)、「海を見る人」も面白いです。
短編集なので、どの作品が特に気に入ったかと言うと、19世紀の英国文学に関係ある奴ですね、やっぱり。
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野田篤司 Re いろいろ 2002年06月03日(月)22時09分32秒
野尻さん>
>平城宮ライトプレーン競技大会
これは、なかなか面白そうですね。
『有頂天』を通り越して『狂喜乱舞』になりそうですが・・・
大宮の『何時・何処』で競技会があるのでしょう。
思わず、ランチャーズHPを探しましたが、11月17日と言うのが、それでしょうか??
いや、こりゃ、是非行かんと・・・・
アルビレオさん>
>客観基準のウェイトが低いオーディオ関係と、クロック速度などの数字が実態
>以上に重視されてしまうPCの世界とどちらが健全なんでしょうね。PCでもユー
>ザインターフェイスなどのように主観抜きには評価し難い部分もありますが。
なかなか、本質をついた鋭い指摘ですね。
客観的基準が無いオーディオのような場合、科学的なアプローチがおろそかになりがちで、トンデモ系になる事が多いようです。
クロック速度のように数値で基準がはっきりすると、少なくとも、その範囲では科学的なアプローチになります。結局、クロックアップの場合、CPUの発熱対策が主となりますが、この事自体は科学的なやり方が有用で、自ずと科学的な手法となります。
問題なのは、本来、「使いやすいPC」の評価の一つとして、「クロック」があるわけです。「クロック」は「使いやすいPC」の指標の一つに過ぎず、全てではありません。にも関わらず、本来評価の手段である「クロック」の数値が、一人歩きして、そもそもの目的の「使いやすいPC」に置き換わってしまった結果です。
元々「CPUクロック」が遅く、クロックが速ければ速いほど良いPCだった時代に、「クロックが速いほど良い」と決めた事がそのまま残ってしまったのでしょう。現在のようにクロックが十分に速くなった時代には、むしろ、クロック以外の評価ポイントがあるはずですが、現状の把握が足りないために、古い評価を引きずっています。
何故、状況が変わっても古い評価のままなのでしょう?
考えられる可能性は二つです。
・変化した状況そのものが理解できない。
・そもそも「クロック」と言う評価が何のために選ばれたか自体理解していない。
つまり、「クロック速度の追及」は、その制限された範囲内では「科学的アプローチ」が行われるのですが、「クロックの追求」と言う評価の選定自体が「科学」から離れているわけですね。
いや、冗談じゃなくて、これと同じような問題ばかり・・・・・
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野尻抱介 平城宮ライトプレーン競技大会 2002年06月03日(月)18時25分32秒
国内FF機の最高技術が集結したようで、めちゃくちゃ奥が深かったです。野田司令が見たら有頂天になったことでしょう。
参加者は3〜40人で、年齢は4〜50歳台が中心。中部、関東からも多数参加していました。
機体はF1A、F1B、F1C、HLG、ミニクープ、ライトプレーンと一通り揃っていて、羽ばたき機やカナードもいました。制作中で飛行には至りませんでしたが、双発ゴム動力のライト・フライヤーもいました。
ライトプレーンは、確かに竹ひごの翼をもつのですが、もはや子供が飛ばすアレとは別物です。
「この竹ひご、直径1mmですか?」と聞いたら「根元で1.3mm、外翼で1.0mm」という返事。竹ひごをテーパー加工するとは。折れペラやモントリオール・ストッパー装備は当たり前で、ブレードは厚いところで1mmのバルサにマイクロメッシュ・ファイバーをかぶせたFRP仕上げ。アンダーキャンバーがいくら、と細かく計算している人もいました。ゴムはほぼ全員TAN-IIを使っていて、潤滑はシリコンオイル。ワインダーはカウンターつき、ハンドドリルや電動ルーターを改造したものもありました。翼紙は雁皮やエサキ・ティッシュが多かったですが、スーパーにロール状で置かれている半透明のポリ袋を利用する人もいました。
会場のあちこちに釣り竿が立てられ、その先端にストリーマーがついて、気流を視覚化している。風速計・シェルターつきの電子気温計を三脚の上に固定して、サーマルの兆候を掴もうとする人もいました。
競技前の注意。「ごらんの通り、南側に近鉄線があります。線路に落ちた場合は注意してすみやかに回収してください。架線に掛かったら近鉄に連絡してください。機体が列車に轢かれたり、走行中に衝突したり、いろいろあります。北側には池があります。泳いで回収しますと体中、蛭に食われます」と、経験が語られました。
実際、この日最長飛行したゴム動力機は近鉄線と阪奈道路を越えて、閉店中のそごう奈良店駐車場に着陸しました。飛行したことより回収できたことに驚きます。
競技はよーいどんで飛ばすのではなく、競技者が手の空いている人に計時を頼んで、任意に発航させていました。ストップウォッチを持っていたので、私もライトプレーンの計時係をやりました。プロペラが回っているのは30秒足らず。しかし機体はサーマルをとらえて容易に降りてきません。「いま45秒。マックス(=60秒)確実ですね」「うう……」などと、機体を見上げて話しながら競技者といっしょに追跡します。平城宮の中央北寄りから出発して、南西へ延々飛んで着木。競技者曰く「草ん中に落ちなくてよかった。機体が見えてるだけいい」。記録は2分43秒。機体は用意した竿で回収したようです。
この日は微風で、サーマルも活発でした。空を見上げてとぼとぼ歩きながら「10分経っても降りてこねえ(;_;)」と途方にくれている人もいました。「デサマどうされたんですか」「こんな時に限ってつけてねえ」と、ここにもマーフィーの法則が。
デサマには火縄、線香、ダンパーが使われていました。線香で切るタイプは、輪ゴムのかわりにゴム風船の輪切りを使う。阪神ファンが7回で飛ばす、あの細長い風船です。
デサマが作動した機体は、水平姿勢できれいに降りてきます。カナードでプッシャーの機体は、デサマが効くとカナード翼がピッチダウンし、機首を真下にして降下するようにできていました。プロペラが折れずに空転するタイプなので、その揚力でオートローテーション状態になります。そのプッシャー機は空転するプロペラがアンカーとして働くので、垂直尾翼が小さくてすむとか。
HLGもサーマルを次々に捉えて、60秒オーバーが続出しました。一機がサーマルに乗るとみんなそこに投げ込むので、トンビの群れみたいになります。胴体の後半はCFRPチューブを使ったものがほとんど。CFRP素材は東急ハンズで売っているそうです。スパン1m近い大型機もありました。主翼は結構厚みがあって、翼弦の5%くらい。5mmバルサから削り出すとか。
エンジン付きのF1Cは、場所が狭いため地上展示のみでしたが、CFRP+アルミ積層の胴体や精密なタイマーを観察できました。タイマーは3ファンクションで、エンジン停止、水平・旋回飛行への移行、デサマをシーケンシャルに実行していきます。「いちど大宮に来るといいよ。ランチャーズが飛ばしてるから。これのすごさは見てみないとわからないよ」と言われました。
F1Aグライダーは、曳航状態で凧上げのようなサークリング飛行を披露していました。そのあと曳航索を強く引くとフックがリリースされてフリーフライトに入るようです。
会場の南側ではラジコンのHLGや電動機も飛んでいましたが、それらが操縦者から離れるとすぐ旋回して戻るのに較べると、FF機のほうが距離・高度とも豪快な飛びっぷりでした。とはいえ、翼端投げで発進したラジコンHLGがサーマルを捉えて延々飛行していたのはさすが。
スケール機を飛ばしたのは私だけでしたが、幸いうまく飛んでくれて破損もほとんどなく、「飛びっぷりに貫禄がある」「細工が細かい」と好評してもらえました。めいっぱいゴムを巻いて飛ばしても(着木ではなく)平地に降りられる広さがあるのが嬉しかった。
参加機のモントリオール・ストッパーを観察していたら「あんたモントリオールほしいか。そんなら話つけるから待っとれや」と言われて、パーツを手作りしている人から三千円で譲ってもらえました。いずれ写真を披露したいと思いますが、時計細工のような出来映えです。もったいなくて飛ばせませんが、飛ばさないのはさらにもったいないので悩んでしまいます。
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